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ドイツの弱点を分析した堂安律「全てを暴露して、日本が勝つために全てをかけたい」

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MF堂安律(フライブルク)

 日本代表のカタールW杯グループリーグ初戦が4日後に迫る中、ブンデスリーガで日々プレーしているMF堂安律(フライブルク)が難敵攻略に自信を示した。

 23日にグループリーグ初戦のドイツ戦を控える日本は19日、オフ明けのトレーニングで再始動。練習終了後、報道陣の取材に応じた堂安は「特にブンデスでやっている選手が多いので、特徴を知っている選手も多い」と断言した上で、「フライブルクの選手も2人いる。全てを暴露して日本が勝つために全てをかけたい」と冗談混じりに意気込んだ。

 代表合流前にはチームメートのDFマティアス・ギンター、DFクリスティアン・ギュンターから駆け引きを仕掛けられたといい、「『もう友達じゃないよ』と言われたので無視してやりました」と堂安。右サイドでプレーすることになればギュンターや、DFダビド・ラウム(ライプツィヒ)とのマッチアップになりそうだが、すでにイメージは膨らんでいるようだ。

「カナダとやった時は相手がフィジカルが強く速い選手が多かったけど、逆にドイツはそういう選手が少ない。フィジカルはあるけど、アジリティはそれほどない。ラウムもライプツィヒで見ているけど、苦手意識はないし、上として見るのではなく互角でやり合える」。そう自信を示した堂安は「期待してもらえたら」と言い切った。

 2014年のワールドカップを制したが、前回大会はグループリーグ敗退に終わったドイツ代表。堂安は名門国の変化を現地で感じている。

「昔のイメージ的には組織的で、その中に個があるイメージだったけど、最近は個が少し強くなりすぎていて、組織がバラバラになっているイメージがある。ムシアラ、サネ、ニャブリと前にタレントはいるけど、彼らがチームプレーヤーかというとハテナだと思う。またゲーゲンメンタリティという意味ではトーナメントに強いイメージがあったけど、4年前のロシアを見ても分かる通り、経験ある選手が引退していって、少しずつ薄れているイメージがある」

 その一方で、堂安は「選手が残って若い選手に伝えている。間違いなくそこは日本が積み上げてきた財産」ときっぱり。詳しいゲームプランについては「僕らが話していることはここでは言えない」と言及しなかったが、今月17日に行われたドイツ対オマーン戦(○1-0)はスカウティングしたといい、「勝てるチャンスは大いにある」と言い切った。

 またチームとしての戦い方だけでなく、堂安自身も結果を出すためにドーハにやってきた。9月のドイツ遠征エクアドル戦では決定的なシュートを外し、「W杯に取っておきます」と宣言。「あのイメージをしながらシュートを打ち続けてきたし、このW杯のためにトレーニングを積んできた。それが実ると信じていい準備をしたい」。A代表では2019年1月以来ノーゴール。その鬱憤をすべて夢の大舞台にぶつけていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)

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