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前田大然「スピードでビビらせられれば」対ドイツ思い描く2つの得点パターン

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日本代表FW前田大然(セルティック)

 ドイツの技術を驚異のスピードで翻弄してみせる。日本代表が誇る韋駄天FW前田大然(セルティック)が、カタールW杯初戦のドイツ戦を4日後に控え「スピードでビビらせられればと思う」と意気込みを語った。

 9月のドイツ遠征アメリカ戦では1トップで先発し、猛烈なハイプレスで相手をきりきり舞いにさせて2-0の快勝に貢献。カタールW杯での日本の戦い方の一つの戦いを確立させる大きな役割を演じた。

 W杯の初戦で当たるドイツには、足下の技術に長けたGKマヌエル・ノイアーがおり、プレスに行けばかわされる可能性もあるが、そこまでは想定内。「あまりトップスピードで行きすぎると切り返されたりすると思うんで、そこはうまくやれればと思う」というイメージを持ちつつ、「詳しいことはこれから詰めていきますが、(ドイツには)後ろにビルドアップできる選手がいるので、チームとして行くなら行く、行かないなら行かない。そこは今後のミーティングで決まっていくと思う」と語った。

 キックオフはカタール時間の午後4時。この時間帯のドーハは屋外なら25度を超える暑さだが、スタジアムのピッチレベルには冷房が入ることになっており、「体力的には走りやすいかなと思います」と自信を見せた。

 守備面が高く評価される前田だが、1トップとしてゴールをもたらすというタスクがある。

「守備も得意ですがFWは得点を求められている。守備だけじゃなく、ゴールやアシストもできればいいかなと思う」

 ドイツから点を奪うための状況として狙いたいのは現段階で2パターン。「カウンターの時に後ろの選手が上がってスペースがあるので、そういったところを突けたらいい」「クロスに対して相手の前に入って先に触るのは日本の良さ。チーム(セルティック)でもやっているし、そこは狙っていきたい」。イメージを膨らませていた。

(取材・文 矢内由美子)

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