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4度目のW杯へ…GK川島永嗣のマインドセット「自分たちが下であると感じる必要はない」

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練習前のリフティングゲームに加わったGK川島永嗣(ストラスブール)

 4大会連続のW杯だが、今回は初めて“サブ”という立場で本大会に臨む。出場した過去3大会のすべての試合で日本代表のゴールマウスを守ってきたGK川島永嗣(ストラスブール)が初戦のドイツ戦を3日後に控えてメディアに取材対応。「いよいよというところはある。気持ちの部分と、冷静に自分たちが何をできるかという2つのところが混じっている感じ。初戦の大切さはみんなが理解している」と現在の心理状況について語った。

 過去3大会と比べて、若い選手たちのメンタルのレベルが上がっていると感じている。東京五輪世代とベテランが融合して戦った2019年のコパアメリカを引き合いに出し、「コパの時も、若い選手が物怖じをせずにやっていたけど、これからはそうでなければいけない」と言い、強豪相手にひるむことなく対峙することの重要性を強調。「自分たちが下と感じる必要はない。こういうグループリーグ、こういう相手だからこそ自分たちがやってやるという気持ちでやらないと勝ち上がっていけない」と言葉に力を込めた。そして「少しでも弱気があればやられる。18年のベルギー戦も最初から強気でやって入れたので主導権を握れた」と加えた。

 初出場の選手が多いチームだからこそ感じる“ポテンシャル”についても言及した。「森保さんはこの4年間の中で長期的にチームを形成してきた。この間に(東京)オリンピックがあって、若い選手と経験のある選手を織り交ぜながらやって来た分、ポテンシャルという意味では今までと違うものがある。今までは同じ選手でどれだけ成長できるかだったが、今回は若い選手が多い分、今までにない可能性を秘めているチームだと思う」と指摘。「4年重ねて来たものと、個々の良さという意味で可能性がある」と言い、チームの一員として大きな期待を抱いていることを強調した。

 チームはこの日で非公開練習2日目に突入。「準備期間が短い分、自分たちがどういう形で臨んでいくか。やることをどれだけ準備して持てるかが大切。初戦を楽しみにしてください」と言って取材エリアを去って行った。

(取材・文 矢内由美子)
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