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ドイツ戦を翌日に控え、久保建英も臨戦態勢「明日がピークになればそれでいい」

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日本代表MF久保建英

 カタールW杯グループリーグ初戦となるドイツ戦を翌日に控えた22日、日本代表MF久保建英(ソシエダ)が報道陣の取材に応じ、「非常にリラックスできているかなと思う」と、落ち着きと自信に満ちた表情で答えた。

「明日がピークになればそれでいいと思うし、この環境の中で自分にできることはすべてやっているので、それが明日、内容と結果になって出ればいいのかなと思う」

 21歳で迎える初のW杯。ここまでのキャリアを「そんなに順調ではなかったと思っている」と振り返る久保は19年夏以降、レアル・マドリーからマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカとレンタル移籍を繰り返し、良い時期も苦しい時期も味わいながら、今季ソシエダに完全移籍した。

「結果だけで言えば、この場所(W杯)にいることがすべてなので、この4年間は正解だったのかなとも思うけど、細かく見ていくと難しい時期もあって、難しい選択をしてきたことに誇りを持ちたい」

 大きな期待を背負いながら日本代表でもなかなか結果を残せず、ポジション争いでもレギュラーから遠ざかる時期もあった。それでも「いろんなポジションができるようになったし、アベレージが上がったのかなと思う」と話すとおり、今では左サイドという新境地で定位置をつかみ、ドイツ戦でも先発が有力となっている。

「今回のW杯もギリギリで滑り込んだ。ある意味、持っているなと。W杯の開催時期だったり、いろいろ持っているなと思うので、チャンスを与えられるかもしれない立ち位置にいることを噛み締めて、チャンスがあれば自分にできる最大限をやりたい」

 昨年夏に行われた東京五輪ではグループリーグ初戦の南アフリカ戦(○1-0)で決勝点。今季加入したソシエダでも新天地デビューとなった開幕戦のカディス戦(○1-0)で決勝ゴールを決めた。

 大事な“初戦”での勝負強さについて聞かれると、「あんまり考えてなかったというか、自分でも分かっていなかったけど、五輪の開幕戦で結果を出せているので、そういうところもポジティブに捉えていきたい」と淡々とした表情ながら、みたび“開幕ゴール”の再現を誓った。

(取材・文 西山紘平)

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