できる限りの準備はしてきた。カタールW杯グループリーグ初戦となる23日のドイツ戦を翌日に控え、左ふくらはぎの違和感で別調整が続いていた日本代表MF守田英正(スポルティング)は、ドイツ戦の前日練習でフルメニューをこなしたことを明らかにした。

　ドーハ入り後、別メニュー調整が続いた守田は21日のトレーニングから全体練習に部分合流。この日は「全部やった」とフルメニューを消化するまでに回復したが、「2、3日でマックスには持っていけない。試合を積み重ねてという部分もある。(100%に)戻ってはないけど、今日やったのでその分は良くなったと思う」と現在の状態を率直に語った。

「細かい動きとかよりは、試合が90分ある中でできるのかという方が分からない。細かい動き、距離感とかは問題ないと思う。不安というほどではないけど、戻ってはないので、そこは問題かなと思う」

　ドイツ戦にいきなり先発するかは微妙だが、試合展開によって途中出場する可能性は十分にある。第2戦以降のことを考えても、守田の順調な回復ぶりがチームにとって追い風であるのは間違いない。

　日本中のファン・サポーターが守田の状態を心配し、復帰を待望しているとの報道陣の言葉に「そう思われるのは光栄だし、自分はそれだけの選手であるとも思っている。期待してもらっていいし、結果で応えたい」と力強かった。

(取材・文　西山紘平)

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