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アルゼンチンから大金星のサウジに谷口彰悟「勇気をもらった」

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日本代表DF谷口彰悟

 W杯初陣となるドイツ戦を翌日に控え、日本代表DF谷口彰悟(川崎F)は「いよいよ始まるなと、みんなの士気も上がって、緊張感も上がっている。練習も試合を想定して、いい準備ができている」と、高ぶる気持ちを抑えるように言った。

 カタールW杯は20日に開幕し、グループリーグの試合が続々と消化されていっている。「見られる試合は見ている」という谷口は、カタールが開幕戦でエクアドルに0-2で敗れ、イランがイングランドに2-6で大敗した結果を受け、「立ち上がりはどんな相手でも怖い時間だと思っている。絶対に油断してはいけない」と力を込める。

 一方、この日行われたアルゼンチン対サウジアラビアの一戦は、前半10分にアルゼンチンがFWリオネル・メッシのPKで先制しながら、サウジアラビアが2-1の逆転勝ち。同じアジア勢の大金星は、日本代表にとっても励みになる結果だった。

「早い段階で失点すると難しくなるけど、そういう意味でもサウジアラビアの粘りには勇気をもらった。1失点で耐えて、我慢して我慢して逆転につながった。僕らも我慢強く戦い続けることが大事なんだなと学んだ」

 先制点は大事だが、仮に先制されたとしてもそこで慌てず、2点目を許さず、粘り強く戦うことが重要になる。アジア最終予選でしのぎを削ったサウジアラビアの戦いぶりに大きな刺激を受けた様子だった。

(取材・文 西山紘平)

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