beacon

中3日の連戦もフル稼働OK、故障明け完全復活の板倉滉「ここから上がっていくのみ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ガッツポーズを見せるDF板倉滉

[11.23 カタールW杯E組第1節 日本2-1ドイツ ドーハ/ハリファ]

 耐える時間が続いた前半の45分間をPKによる1失点でしのぐと、3バックにシステムを変更した後半は守備がグッと安定した。日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は3バックの右でMFジャマル・ムシアラと対峙。「前半は難しい時間が続いたけど、後半は相手をハメに行って、目の前の相手にやらせない、ムシアラにやらせないと思ってやった」と、やることが明確になった。

「ムシアラに持たれると怖かった。後半もピンチはつくられたけど、自由にやらせないことを意識した」。ドイツのキーマンに対し、粘り強く対応。一人で止め切れなければ、チームで守り抜いた。

 GK権田修一のビッグセーブもあり、ドイツに2点目を許さなかった守備陣に攻撃陣も応え、2-1の逆転勝利。「今思うと、ドイツ相手によくひっくり返したなと」。そう冗談交じりに振り返ると、「90分ピッチに立って、勝ち点3を取れたのは自信になる。全員が一つになって戦っていたのを感じた」と胸を張った。

 9月12日の練習中に左膝内側側副靭帯部分断裂の重傷を負い、長期離脱を余儀なくされた。今月11日のドルトムント戦に途中出場し、約2か月ぶりに実戦復帰。17日のカナダ戦で先発復帰も果たしたが、後半22分に途中交代しており、フル出場は8月27日のバイエルン戦以来、約3か月ぶりとなった。

 そんな負傷明けという事実を忘れさせるほどのパフォーマンスを見せた板倉は、中3日で迎える27日のコスタリカ戦に向けても意欲を見せた。

「個人的には次の方がコンディションが上がってくると思う。ケガをしてからちゃんと試合に出たのは2試合目で、90分出たのは初めて。次のコスタリカ戦はもっと体が動くと思う」。コスタリカ戦はターンオーバーが予想されるが、板倉がフル稼働できるとなればチームとしても心強い。「ここからどんどん上がっていくのみかなと思う」と頼もしかった。

(取材・文 西山紘平)

▶「FIFAワールドカップ」ABEMAで全64試合を無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP