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ドイツ戦一夜明けの長友佑都、さっそくチーム引き締め「僕たちがいる意義が問われる」

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試合後、サポーターと勝利を喜んだDF長友佑都

 ドイツに2-1で逆転勝ちした歴史的な1勝から一夜明けた現地時間24日午前(日本時間24日夕)、日本代表DF長友佑都(FC東京)がオンラインで報道陣の取材に応じ、あらためて初戦白星を喜んだうえで、27日のコスタリカ戦に向けた意気込みを語った。

 ドイツ戦勝利の反響は大きかった。「たくさんの連絡が来た」と試合後に多くの祝福を受ける中、妻でタレントの平愛梨さんからどんな連絡があったかと聞かれ、「妻もスタジアムに来ていたけど、『素晴らしい歴史的な勝利を見せてくれてありがとう』ということを言われた」と笑顔で答えた。

 ドイツ戦のスタンドには元日本代表FW三浦知良(鈴鹿ポイントゲッターズ)の姿もあったが、カズからも連絡があったことを明かし、「『ハットをかぶるときは一応確認の連絡をください』と笑い付きで連絡を受けたので、『すみません、しっかり連絡します』と返しました」と、日本からの出発時に白いハットをかぶって成田空港に姿を見せたことをイジられたようだ。

 一夜明けた選手の様子については「昨日はみんな喜びに包まれていたけど、今朝、朝食でみんなに会うと、もう引き締まった顔をしていて、次に向かって気持ち的にも進んでいる」と指摘した。

 27日に対戦するコスタリカは前日の初戦でスペインに0-7で大敗した。日本がコスタリカに勝って、ドイツがスペインに引き分け以下に終わると、最終戦を待たずに日本のグループリーグ突破が決まるが、ドイツがスペインに勝った場合には三つ巴になる可能性もある。

 日本、スペイン、ドイツが勝ち点6で並び、得失点差の争いになる可能性があることを考えると、コスタリカ戦は得点差を広げて勝利することも重要になるが、長友は「まずは勝ち点3を取らないといけない」と強調する。「大量得点を狙いすぎると、逆に裏を突かれて足元をすくわれる可能性がある。まずは足元を見て勝ち点3をしっかり取りに行く。そういう戦いをしていきたいと思うし、みんなそういう意識だと思う」と力を込めた。

 ドイツに勝ったあとに対戦するコスタリカが初戦で7失点の大敗を喫しているだけに、慢心や気の緩みだけは避けなければならない。「ここもベテラン選手たちの振る舞いが大事になってくる。勝ったあとに、いいチーム状態のあとに足元をすくわれる経験はしてきた」と力説する長友は「ベテランの選手たちが、僕たちがいる意義が問われているし、僕たちの本当の価値が問われているなと感じる。自分自身の心から引き締めることができれば、自然と後輩たちにも伝わる振る舞いができると思う」と、自らの姿勢と言動でチームを引き締めることを誓った。

(取材・文 西山紘平)

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