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“ぶっつけ本番”だった布陣変更…森保監督「3バックはやっていない」

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日本代表森保一監督

 歴史的な白星を挙げたカタールW杯ドイツ戦から一夜明けた24日、日本代表森保一監督がドーハの練習拠点で取材に応じ、ドイツ戦前のトレーニングでは「4バックを中心にやっていたので、3バックはやっていない」と明かした。歴史的逆転劇をもたらした3-4-2-1へのシステム変更は、ほぼ“ぶっつけ本番”で決断していたようだ。

 森保監督はカタールW杯出場権獲得が決まり、W杯に向けたメンバー編成を固め始めて以降、6月シリーズ4試合は4-3-3のシステム、9月シリーズ2試合と今月17日のカナダ戦は4-2-3-1のシステムを採用。3バックのシステムは試合終盤から使うことはあっても、10分間以上テストする機会はなく、本大会でも短時間のオプション布陣になるとみられていた。

 それでもドイツ戦では4-2-3-1で臨んだ前半、一方的に押し込まれる形が続くと、0-1で迎えた後半開始から3-4-2-1へのシステム変更を決断。内容を改善させながらMF三笘薫(ブライトン)、FW浅野拓磨(ボーフム)、MF堂安律(フライブルク)といった交代カードを次々に活用し、歴史的な逆転勝利に導いた。

 森保監督によると、3バックの採用は「親善試合の中でここのところやっているし、試合前のミーティングでそういう変化をするかもしれないとは示唆しながらやってきていた」というのみ。指揮官は「戦術を伝えたとしてもピッチ上で戦う選手たちが状況に合わせて、お互いのやるべきことを合わせる、つなげるということをしていかなければいくら練習でやってもミーティングでやってもピッチ上には表れない。昨日の試合の流れとしてはプランしていたものであったが、選手たちがピッチ上でいい判断、いいコミュニケーションを持って戦ってくれた」と選手たちを称えた。

(取材・文 竹内達也)
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