beacon

ターンオーバーでも不安なし? 長友佑都が誇る団結力「嫉妬で足を引っ張るのではなく…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

ドイツ戦後には全員で歓喜を爆発させた

 日本代表は24日、カタールW杯グループリーグ第2節のコスタリカ戦に向け、ドーハの練習拠点で再始動した。大会前のプランによると、ターンオーバーの可能性も考えられる一戦。DF長友佑都(FC東京)は「誰が出ても、どのポジションで出てもおかしくないくらい戦力が充実している」と自信を示した。

 23日に行われたドイツ戦で劇的な逆転勝利を収め、カタールW杯白星発進を果たした日本代表。コスタリカ戦でもしターンオーバーを行うとなれば、控え組の選手たちがその勢いを維持できるかどうかが大きなテーマとなる。

 長友は現在のチームについて「すごく団結している。出られなかったら悔しい思いもあるけど、それを持ちながらチームのために戦う。嫉妬で足を引っ張るのではなく、いま何をすべきかを一人ひとりが考えられている」と語る。

 ドイツ戦でゴールを決めたMF堂安律、FW浅野拓磨も途中出場の選手。「これまでなかなかうまくいかなかった、苦しい思いをしていた選手が諦めずに戦ってきた。これは彼らの一つの成果」。彼ら2人と同様、いまの日本代表は全員がチームのために働き、出場するため準備ができているという確信があるようだ。

 長友がその核心の根拠とするのは、ドイツ戦での光景だった。

「ドイツ代表のベンチの雰囲気と、日本代表のベンチの雰囲気が違った。その一つになる心が見ている人に感動を与えて、スタジアムもどんどん日本寄りになっていた。日本のサポーターの皆さんもたくさんきてくださっていたけど、外国の方々もどんどん日本を応援し始めた。人は心で動いているもので、何か感じるものがあったんだと思う。日本は本当にいいチームだと、みんなで戦っているというのが感じられた結果だと思う」

 選手層の厚みと、団結力。これらの要素が組み合わさっていることで、長友は「相手としてもかなり分析しづらいんだろうなと、僕が逆の立場だったら思う。カメレオンの戦術じゃないけど、それくらいわかりづらい、特徴が捉えづらいチームに仕上がっていると思う」と分析する。

 そのようなチームになった要因として、長友は指揮官の存在を挙げた。「4年間、森保さんがいろんな選手を試してきて、スタメンを固定することなく、2チームぶん試してきたという結果がここに出ていると思う。戦術の部分でも4-2-3-1、4-3-3、3バックもそうだし、いろんなことを試してきた結果」。コスタリカ戦はまさに、そうして積み上げてきた総力が問われる一戦となりそうだ。

(取材・文 竹内達也)

▶「FIFAワールドカップ」ABEMAで全64試合を無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP