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右SB山根視来がW杯デビューへ「どこかで来ると信じて準備してきた」

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日本代表DF山根視来(川崎F)

 カタールW杯第2戦コスタリカ戦で大幅な先発入れ替えを行うことが濃厚となっている日本代表で、DF山根視来(川崎F)が右サイドバックでW杯デビューを果たす見込みだ。「楽しんで、自信を持ってやるということにフォーカスして準備していきたい」。持ち前の攻撃力を前面に出し、コスタリカの固い守備ブロックを破っていく構えだ。

 山根は26日の前日練習後、報道陣の取材に対応。コスタリカ戦に向けて「ここに入ってきたときからそういう準備はしてきたし、中3日でずっと試合行われるので、どこかで来ると信じて準備をしてきた。問題なく行けるんじゃないかなと思う」と言い切った。

 コスタリカは初戦でスペインに0-7で敗戦。守備力が自慢のチームだが、まさかの大量失点を喫したことで、日本戦は勝たなければいけない試合となる。山根は「事故的な感じで7失点してしまって、そのままのスタイルで来るのか、もう前からガッチリくるのかはちょっとやってみてわからないところもある」と指摘。相手の出方に柔軟に応じていく姿勢を見せた。

 もっとも、山根が起用されるのであれば、期待されるのは磨き抜いてきた攻撃面の仕事。相手が固い守備ブロックを敷いてきても、それを上回るような配球、動き出し、アイデアが求められる。

「3人目の動きというのは、どの相手にも大切だと思っている。相手の目線が外れた瞬間に関係ない人間が走って行くと、結構簡単にマークが外れることが多いので、その回数とかタイミングっていうのは外さないようにしたい」。ビジョンは明確。「代表ではどのタイミングで走ってもみんな出してくれる選手が多いので走りがいがある」と積極的に前に飛び出していくつもりだ。

 またA代表デビュー戦でゴールを記録した得点力も魅力。17日の国際親善試合カナダ戦では決定的なシュートをポストに当てたが、「そうチャンスも多くないかもしれないし、来たチャンスを確実に点につなげるのは本当に大切なことだと思う。強い気持ちを持ってやり切りたい」とリベンジを誓う。

 初戦のドイツ戦では出番がなく、「本当にあの場にいられたことは嬉しかった。でもその中で自分が1分も試合に出ていない悔しさは同時にあったので、出て何かを残したいという思いが強くなった」と闘志も燃やした山根。「あとは自分次第。強みをどんどん出し続けるということしかできないので、いい結果になればいい」。世界を驚かせる準備はできている。

(取材・文 竹内達也)
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