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“約束”していたゴールと抱擁…浅野拓磨「『ありがとう』という言葉では足りない」

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ドイツ戦のゴールを改めて振り返ったFW浅野拓磨

 あらためて感謝の言葉を口にした。23日のドイツ戦(○2-1)で劇的な逆転ゴールを決めた日本代表FW浅野拓磨(ボーフム)。得点直後にはベンチ前で前田弘アスレティックトレーナーと抱き合う姿が映像や写真を通して日本中に伝えられた。

 9月10日のシャルケ戦で右膝内側靭帯断裂の重傷を負い、一時はW杯出場も危ぶまれた浅野。所属チームで公式戦復帰を果たせぬままW杯メンバーに選出され、本大会直前に行われた17日のカナダ戦に先発し、約2か月ぶりの戦列復帰を果たした。

「ケガをしてからは毎日、スタッフを頼りにして、治療に行っていた。自分の力だけではどうにもできないことがある。僕らがこうやってこの場でやれているのは、僕たちだけの力じゃない」

 代表スタッフの手厚いサポートもあり、懸命なリハビリの末、W杯に間に合った。そしてドイツ戦での劇的なゴール。浅野は「『ありがとう』という言葉では足りないぐらいで、もっといい言葉がないかなと思うぐらい感謝している」と、心からの感謝を胸に秘めていた。

「『W杯で点を取ったら前田さんのところに行きます』と約束していた。その約束を果たせて、テレビにも映って、トレーナーさんの仕事が評価される場を作りたかったので、本当に良かった」。“二人三脚”でたどり着いた夢舞台。日本に金星をもたらすゴールの陰には、選手の努力だけでなく、チームを支えるスタッフの多大な力があった。

ドイツ戦の得点後、前田弘アスレティックトレーナーと抱き合うFW浅野拓磨

(取材・文 西山紘平)

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