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ドイツ戦で走行距離トップの鎌田大地「フランクフルトでも常に上のほう」

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MF鎌田大地(フランクフルト)

 日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)は劇的な逆転勝利を収めたドイツ戦で、チームトップの12.47kmの走行距離を記録していた。強度の高い試合でフル出場を果たした背番号15には疲労も懸念されるが、「コンディション面では何も心配していない」と力強く語った。

 ブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の過密日程をこなしてきた鎌田にとって、強度の高い連戦は日常の延長にあった。「フランクフルトでも中2日でも中3日でもほとんど試合に出ていたし、今回は中2日じゃなくて中3日あるので」。今大会からグループリーグの試合間隔が中3日に統一されたが、移動がないこともあり、そう問題視はしていないようだ。

 ドイツ戦ではトップ下とボランチのポジションを担った鎌田。走行距離が長くなる理由は、攻撃面のオフ・ザ・ボールによるものだという。

「走行距離はここ(代表)だけじゃなくフランクでも常に上のほうだし、試合展開によっては走っているけどボールに触れなかったり、ボールがこなかったりする。画面上では映らないので『消えてる』とか『ボールを触ってない』とよく言われるけど、僕自身の感覚は違って、パスが出てこないことが多くて、走り方は間違っていない。走行距離が多いのはそういうところで自分自身がやり続けているからだろうと思う」

 そんな意識はMF堂安律の同点ゴールのシーンに結実。ボランチの位置からエリア内で中間ポジションを取っていたが、「僕はあそこにいつも走ってるし、ボールが出てくるか出てこないかは別として、自分が走るべきところには毎試合ちゃんと心がけて入っている」といい、「あれを続けていけばいつかボールは来ると思うし、実際にフランクフルトでも今そうやって点を取っている。続けていくだけ」と力を込めた。

 コスタリカ戦ではターンオーバーが濃厚で、鎌田は途中出場となる可能性もある。「基本的に残り20〜30分は試合もオープンになりやすい。周りに個で勝負できる人がいるので、うまくそういう選手にボールを渡して、自分は中に入っていけたらいい」。先発時のゲームメイクだけでなく、最後に仕留めるタスクも担っていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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