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W杯の舞台で精彩欠いた鎌田大地「普段だったらああいうイージーなミスは起こり得ない」

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厳しいマークに遭う日本代表MF鎌田大地

[11.27 カタールW杯E組第2節 日本0-1コスタリカ アルラーヤン]

 いつもの姿ではなかった。トップ下で2試合連続の先発となった日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)だが、パスミスが目立ち、ボールが足に付いていないかのような場面もあった。「僕個人もそうだし、チームとしてもイージーなミスが多かった」。試合を振り返る表情も浮かなかった。

「僕はああいうイージーなミスをしてはいけない選手だと思う。あれだけコンパクトに、アグレッシブに守られると、どこの国の代表も苦戦している。これが国を背負って戦っているということだと思うし、W杯はどの試合も難しいなと思った」

 所属するフランクフルトでは今季、欧州チャンピオンズリーグを戦っており、昨季はヨーロッパリーグで準々決勝でバルセロナを破るなど初優勝に貢献。クラブレベルでは世界トップの戦いを経験している鎌田だが、国の代表が集う4年に一度の祭典にはまた違った難しさがある。

「普段だったらああいうイージーなミスは起こり得ないこと。自分のプレーには今日も納得がいっていないし、切り替えるしかない」

 途中出場の選手が結果を残し、歴史的な逆転勝利で金星を挙げた初戦のドイツ戦も、鎌田自身は「個人的なプレーも、前半は今シーズンで一番良くなかった。前半のサッカーのまま終わっていたら、間違いなく一生後悔する内容だった」と不完全燃焼だった。中3日の連戦で2試合連続のフル出場。心身両面の疲労もあった。

 後半43分にはMF三笘薫が左サイドから個人技で突破し、折り返しを鎌田が右足で狙ったが、GKケイラー・ナバスの好セーブに阻まれた。「決めたいシーンではあった。決めたかったけど、決め切れてないのが自分の実力」。そう話した鎌田は報道陣から「W杯の重みを感じるか」と聞かれ、「試合をしているときはそんなことは考えられないし、考えていないけど、試合が終わってみると、一回のチャンスの重みは感じる」と率直に答えた。

(取材・文 西山紘平)

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