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仲間を守り、信頼する長友佑都「それぐらいW杯は難しい」

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日本代表DF長友佑都

 W杯がどれだけ特別で、大きな舞台かはだれよりも分かっているつもりだ。コスタリカ戦(●0-1)から一夜明けた28日の練習後、日本代表DF長友佑都(FC東京)が報道陣の取材に応じ、批判を浴びる若手選手への思いをあらためて語った。

 自身との交代で後半開始から途中出場したDF伊藤洋輝が誹謗中傷のような批判を受けていることを受け、報道陣から本人に直接声はかけたかと聞かれ、「(伊藤)洋輝だけでなく、みんなに声はかけている」と回答。W杯で日本人初の4大会連続出場、日本人最多の13試合出場を果たしたベテラン選手としてこう力説した。

「代表経験があまりない中で、W杯に途中から出るというのは相当難しさがある。もし自分が(W杯初出場だった)南アフリカW杯のときに同じ立場だったら、もっとひどいことになっていたと思う。それぐらいW杯は難しい大会」

 ドイツ戦から先発5人を入れ替えたコスタリカ戦ではFW上田綺世、MF相馬勇紀、MF守田英正、DF山根視来が先発でW杯デビューとなり、後半から出場した伊藤もW杯初出場。そう簡単に自分の力を出せるものではなく、だからこそ練習前の取材対応では「若手が躍動できなかったり、そういう部分は僕の雰囲気作りが甘かったのかなと感じている。若手選手ではなく、そういう雰囲気を作れなかった僕にもっと批判が来るべきだと思う」とチームメイトを守った。

「(伊藤)洋輝だけでなく、W杯の難しさを若い選手が経験した。決勝トーナメントを戦うときにはこれから総力戦になる。その意味では大きな経験になったと思う」。コスタリカ戦の経験が糧となり、次戦以降は自分たちの力を発揮できるはず。そのための環境づくりに腐心するつもりの長友はあくまで仲間を信頼している。

(取材・文 西山紘平)

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