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ジョルディ・アルバにどう挑む…伊東純也「うまく連係できないと厳しい」

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MF伊東純也(スタッド・ランス)

 カタールW杯決勝トーナメント進出をかけて臨むグループリーグ最終節のスペイン戦、日本代表はMF伊東純也(スタッド・ランス)のマッチアップが大きな鍵になりそうだ。対面に立ちはだかるのはDFジョルディ・アルバ。ルイス・エンリケ代表監督らとバルセロナの黄金期を支えてきた左サイドバックだ。

 痛恨の黒星を喫したコスタリカ戦の試合後、伊東はチームメートとともにスペイン対ドイツ戦を宿舎で観戦。「左サイドが相手のストロングポイントだった」と振り返った。

 スペインの左サイドで大きな役割を担うのがJ・アルバ。ビルドアップで攻撃の起点になるだけでなく、機を逃さないオーバーラップと精度の高いキックにより、アグレッシブなスタイルを続けるのに欠かせない存在だ。

「上手いし、運動量がある。あとオーバーラップのタイミングがうまいし、クロスの質も高い」。そんな伊東の言葉どおり、警戒すべきポイントは多数。日本にとっても伊東が攻撃のキーマンである以上、「サイドバック、近くのボランチとうまく連係できないと厳しい」と周囲と連係して対応することが不可欠となる。

 日本は23日のドイツ戦で相手の左サイド攻撃に屈する形で失点。DFダビド・ラウムのオーバーラップを許したところからGK権田修一のファウルでPKを与え、得点を奪われていたが、その場面は一つの教訓になりそうだ。

「あの一本は酒井くんと自分が両方(ジャマル・)ムシアラのところで危ないと思って詰めてしまって、逆サイドに展開されたので、どっちかが絶対に(ラウムを)見なきゃいけなかった。中から締めるのもあるけど、あれだけフリーにさせたら危ない。自分か酒井くんかどっちかが見るべきだった」

 左サイドハーフから中央に流れたムシアラへの対応と同様、スペインも左ウイングが中央に絞ったり、インサイドハーフがサイドと中央を行き来したりと、J・アルバだけ見ていればいいわけではない。伊東はそうした戦法を念頭に入れつつ「自分がつかなきゃいけないところはハッキリついたり、受け渡せるところは受け渡してというのをやりたい」と鍵になるマッチアップに意気込む。

 スペイン戦は自力でのグループリーグ突破のためには勝利が必要な一戦。「強いのはもう分かっている。でもこっちも勝たないといけないので、強いメンタルを持って挑むのはもちろん、チームとして上手く戦わないと格上のチームには勝てない」。ドイツ戦の教訓も活かしつつ、再び大物食いを成し遂げる構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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