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東京五輪の悔しさを忘れない堂安律「頭の片隅にその怒りや悔しさを持って」

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日本代表MF堂安律

 あの悔しさを忘れたことはない。昨夏の東京五輪準決勝でスペインと対戦した日本は延長戦の末、0-1で惜敗。当時のメンバーからオーバーエイジを含め、実に12人が今回のカタールW杯メンバーに選出されている森保ジャパンだが、日本代表MF堂安律(フライブルク)もその中の一人だ。

 29日の練習前にオンラインで報道陣の取材に応じた堂安は「ラッキーなことにキリンチャレンジカップでもやっているので、2試合経験している分、彼らのスタイルは分かっている」と指摘。五輪本大会直前の国際親善試合でもスペインと対戦し、1-1で引き分けており、堂安はいずれの試合にも先発していた。「局面局面では力の差を見せられた部分もあったけど、延長戦で0-1という結果は逆に自信になる部分もあった」と振り返る。

 舞台こそ違えど、今回のスペイン戦は当時の悔しさをぶつける絶好の機会にもなる。「五輪とW杯は別物なので、マインドセット的に持ち込んで試合をすると、冷静さを失ったり、悪影響が出ることもある」。そうしながらも「性格上、その情報が少し頭に入っているほうがイライラを覚えて、体が動く可能性がある。頭の片隅にその怒りや悔しさは持っていこうかなと思っている」と、高ぶる感情を抑えるように言った。

 勝てば自力で決勝トーナメント進出が決まる一方、負ければ敗退が決まる運命の一戦。堂安は「最高の状況ではあるし、これを楽しめるかは分からないけど、結果が出たときに、批判してくれている方を含めて全員で喜んでいるイメージはできている」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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