12月1日のグループリーグ最終節で日本代表と対戦するスペイン代表のルイス・エンリケ監督が30日、公式会見に出席した。

　初戦でコスタリカに7-0で大勝し、第2戦ではドイツと1-1で引き分けたスペイン。グループリーグ突破は決まっていないが、日本戦で引き分け以上なら自力で決勝トーナメント進出が決まる状況で、たとえ負けてもコスタリカ対ドイツの結果次第では突破が決まる可能性もある。

　会見ではスタメン変更の可能性について聞かれ、「まだ一つトレーニングが残っている。スタメンに関しては、決めるのには早い。まだ決めていない」と明言を避けた。

　ドイツ戦後、MFガビ(バルセロナ)、MFロドリ(マンチェスター・C)が別調整となっており、日本戦は欠場の可能性があるほか、ドイツ戦でイエローカードを受けたMFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)に関しても累積警告を避けるため起用を見送る可能性がある。

　ガビとロドリの状態について聞かれ、「2人ともメディカルスタッフのチェックを受けている。リスクを取る必要はまったくないと思っている。トレーニングで好調であればプレーする」と説明した。

　日本については「たくさんの選手が欧州で活躍している。ドイツでも活躍し、数人はスペインで活躍している。ダイミックで速く、プレッシャーもかけてくる。速い攻撃もしてくる」と指摘。「鎌田選手も素晴らしい。田中、遠藤、久保、南野も素晴らしい選手で、トッププレイヤーだ」。そう日本人選手の名前を列挙し、「(東京)五輪でも1-0で勝ったが、(延長戦に入るほど)苦戦した。日本はドイツに勝っている。明日は素晴らしいテストになる」と話した。

(取材・文　西山紘平)

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