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「ガビとペドリどう思う?」「一番怖いFWは?」スペインメディアの質問に権田修一が堂々回答

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日本代表のGK権田修一(清水)

 日本代表のGK権田修一(清水)が30日、カタールW杯グループリーグ第3節スペイン戦(12月1日・ハリファ)の前日会見に森保一監督とともに出席した。海外メディアからはスペイン代表に関する質問が数多く飛んだ中、権田は一つひとつに堂々と対応した。

 権田はスペイン代表の印象について、昨季清水エスパルスを率いた{[ロティーナ}}監督の名前を挙げながら答えた。

「僕自身スペインのサッカーといえば、昨季スペイン人のミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の元でプレーしていて、すごく感じたのは整備されたサッカーをするということ。守備でも攻撃でもポジションをしっかりとること、ポジショナルプレーという言葉を使うこともあるが、スペインという国自体、そういうところの質が高いと思っている」

 ルイス・エンリケ監督のスペイン代表については「バルセロナを率いていた時から、ポジションを取ったところからダイナミックに攻めるところを感じていた。サイドの選手は一発の裏であったり、動き出しに特徴がある選手を使ってくる」と分析。「ポジション取りから嫌なところを突いてくるサッカーをしてくるので注意しないといけない」と警戒した。

 また「ガビ、ペドリについてどう思うか。スペインのFWで一番怖いのは誰か」というスペインメディアの質問には「誰が出てくるか教えてくれれば嬉しいけど……」と切り返しつつ、「どの選手も賢い印象がある」と指摘。「日本では技術がある選手、それもリフティングができる選手が技術があると言われるが、(スペインは)必要なポジションで必要なところにいる。そこが本当に賢いなと思う」と評した。

 さらに20歳のペドリ、18歳のガビがW杯ついて「若い選手であまりたくさんの試合を見たことがなかったが、W杯で戦うプレッシャーの中であれだけ落ち着いてプレーできるのはパーソナリティも素晴らしい」と賞賛。警戒すべきストライカーについては「僕は五輪には出ていないが、東京五輪ではアセンシオに取られて失点したし、ドイツ戦ではモラタ選手がニアに入って得点を決めた。“あれはデジャヴ(既視感)じゃないか”というくらい見ているし、自分の特徴を前面に出してくるところが怖い。今思いついたのはその二人が脅威」とFWマルコ・アセンシオ、FWアルバロ・モラタの両選手に注意を向けた。

 そんな権田は決勝トーナメント進出をかけたスペイン戦に向けて「決勝トーナメントが1試合増えたような感覚。ベスト32という感覚で臨みたい」とテーマを掲げた。

「決勝トーナメントではモロッコ、クロアチア、ベルギーかわからないけど、そこでも当然勝たないといけないし、同じようにベスト16に行くためにスペイン戦は勝たないといけない。そう捉えたら、どこが相手でも勝っていかないと、ベスト8という新しい景色を見ることは成し遂げられない」と位置付けを説明しつつ、「もしここで“勝っても何点以上取らないといけない”という状況になっていると難しい感情になったかもしれないが、ドイツに勝てたことで、結果次第で上に行ける可能性を残せたのはポジティブ。スペインは世界的にも強い相手だが、全てをぶつけたい」と意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)
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