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ここで立ち止まれない吉田麻也、悲願の初8強へ「もう一つなので」

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試合終了の瞬間、DF吉田麻也のもとにチームメイトが駆け寄る

[12.1 カタールW杯E組第3節 日本2-1スペイン ドーハ/ハリファ]

 ここで満足するわけにはいかない。ドイツ戦に続く2つ目の金星でグループリーグ突破を果たした日本代表のDF吉田麻也(シャルケ)は勝利の喜びを噛み締める一方、「もう一つなので。自分たちの目標はもう一つ勝つことなので」と自分に言い聞かせるように力を込めた。

 2大会連続の決勝トーナメント進出を果たし、5日の決勝トーナメント1回戦ではクロアチア代表と対戦する。勝てば史上初のベスト8進出。4年前のロシアW杯でベルギーに対して2点リードを奪いながら悪夢の逆転負けを喫した、あの日から目標として掲げてきた舞台だ。

 これまでの2試合は4-2-3-1でスタートし、試合途中で3-4-2-1にシステムを変更したが、この日はスタートから3バックを採用。前半は5バック気味に守備を固め、後半立ち上がりにハイプレスを仕掛ける“奇襲”で逆転に成功した。

 クロアチア戦ではどのシステムを採用するか。その情報戦はすでに始まっている。「向こうも分析をしてくるし、分析のいたちごっこになる。オプション1、オプション2、オプション3まで持たないといけない」と、さまざまなシチュエーションを想定し、あらゆるパターンを準備しておく必要がある。

 クロアチア戦はDF板倉滉が累積警告で出場停止となる。負傷明けながら3試合連続のフル出場でチームを支えてきたセンターバックの不在は痛いが、「総力戦になる。チーム全員で戦わないといけない」と、まさにチームの総力でベスト8への扉をこじ開けるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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