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欧州で論議の的…三笘薫の折り返しをブンデス&プレミア現役審判員が解説「正しい判定」独自CGでの解析も

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MF三笘薫の執念、MF田中碧が結実

 スペイン代表に逆転勝利を収め、2大会連続で決勝トーナメントへ駒を進めた日本代表。後半6分に決まったMF田中碧の決勝点は、当初MF三笘薫が折り返した時点でボールがゴールラインを割っていたとして、ゴールキックと判定された。その後VARチェックの末に得点が認められたが、リプレー映像のカメラの角度によって印象が異なることから、不当な判定を示唆する意見も多く見られている。

 ドイツメディアの『ビルド』は、現役ブンデスリーガ主審のパトリック・イットリヒ氏による判定解説を紹介。イットリヒ氏は「主審が副審を見て短く交信をした。副審も判然とはしなかったのだろう。そして(ゴールキックを示す)旗が上がり、チェックが行われた」と経緯を説明。得点が認められるまで長い時間がかかったことには、「目に見える証拠が必要だ。ゴールラインの延長線上にカメラがある。スタジアムにはその他にも様々なカメラがあり、チェックできる。ボールが外に出ていないことを視覚的に証明するものを見つけたのだろう」と考察した。

 また、元プレミアリーグ主審で、現在はVARとして同リーグを担当するマイク・ディーン氏も『beIN・スポーツ』で判定解説を行った。同氏はゴール上方から撮影された写真をもとに、「ボールと白線の間に芝の緑色は見えない」とコメント。また、オフサイド判定補助システムのためにボールに内蔵されているセンサーにも触れ、「選手がボールに触れたとき、外に出ていたかどうかが分かるようになっているだろう」とし、「(ゴールラインの延長線上にある)上から見下ろした映像では、ボールが出ていたとは見えない。審判団はテクノロジーを駆使して正しい判定を下した」と正当な得点であるとの見解を示した。

 さらに、『beIN・スポーツ』は独自技術を用いて、三笘が触れたタイミングでの再現CGアニメーションを制作。実際に判定に使用されたものではないが、ボールの一部がゴールラインにかかっていたと紹介され、判定を支持した。

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