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クロアチア戦で“ノースロンドンダービー”が実現?冨安健洋「しっかり押さえたい」

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日本代表DF冨安健洋

 日本の右サイドで「ノースロンドンダービー」が実現する可能性がある。5日のカタールW杯決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦に向け、3日の練習前に報道陣の取材に応じた日本代表DF冨安健洋(アーセナル)はクロアチア代表について「(準優勝した)前回大会を見ていて、印象に残っている国の一つ」と明かした。

「全選手がハードワークしていたし、見ている人が応援したくなるようなチームだなと思った。そういった国に対して僕らがどれだけできるかピッチ上で表現したい」

 具体的な選手としては、「中盤の3人はインテル、チェルシー、レアルという世界的なビッグクラブでやっている3人。中盤のクオリティーは今大会に出ている国の中でもベストな国の一つだと思っている」と指摘。MFマルセロ・ブロゾビッチ(インテル)をアンカーに、MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)とMFマテオ・コバチッチ(チェルシー)がインサイドハーフに入るクロアチアの中盤を警戒した。

 さらにクロアチアの左ウイングでグループリーグ全3試合に先発しているFWイバン・ペリシッチ(トッテナム)とは冨安がボローニャ、ペリシッチがインテル時代に対戦しているという。「トッテナムでは対戦していないけど、いい選手だなと感じた。トッテナムというのも含めて、絶対にやらせてはいけない相手」と力説した。

 イングランドの首都ロンドン北部をホームタウンとするアーセナルとトッテナムはライバル関係にあり、両チームが対戦する「ノースロンドンダービー」は世界的にも有名なダービーマッチの一つだ。

 トッテナムを意識する部分は強いのかと聞かれると、「強いですね」と即答。「サポーターの人もそうだし、アーセナルでプレーしていると勝手にはそういう意識が芽生えてくる。サポーターの人もそこだけはやらせるなと思っていると思うので、しっかり押さえたい」と力を込めた。

 DF板倉滉が出場停止となるクロアチア戦はどのシステムで臨むか分からないが、4バックの場合、DF谷口彰悟をセンターバックに置き、冨安が右サイドバックに入る可能性もある。3バックの場合も冨安が右センターバックあるいは右ウイングバックに入れば、ペリシッチとマッチアップする状況は十分にありそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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