beacon

W杯1大会で3得点なら日本人初も…個人の記録は考えない堂安律「2点取ったことも忘れる」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF堂安律

 日本のキーマンが対クロアチアのイメージを語った。ドイツ戦(○2-1)、スペイン戦(○2-1)といずれも途中出場直後に値千金の同点ゴールを決めている日本代表MF堂安律(フライブルク)は5日の決勝トーナメント1回戦で対戦するクロアチア代表について「しぶとくて堅いチームのイメージ」と指摘した。

「ベテラン選手が多くて、経験豊富な戦いをする試合巧者」。18年のロシアW杯は決勝トーナメントに入ってPK戦、PK戦、延長戦を制し、初の決勝進出を果たした。決勝ではフランスに敗れ、準優勝だったが、前回大会の経験者も多く、堂安は「前回大会を見ても全員がハードワークして、しぶとく勝ってきた印象がある」と警戒する。

 クロアチアの守備に関しても「中盤の3人とセンターバックの2人は経験豊富で、真ん中が堅い」と指摘。「サイドを攻略するほうがチャンスがあるのかなと思う。ゴールをこじ開けるのは真ん中だけじゃない」と狙いどころも口にした。

 コスタリカ戦では先発した堂安だが、ドイツ戦、スペイン戦は途中出場で結果を残しており、これまでの流れを考えても、クロアチア戦はみたびスーパーサブとしての起用が濃厚だ。「選手としてサブから行くことは本望ではないけど、26人全員で戦っているし、(途中出場する際の)準備の感覚はつかめている」と力説した。

 これまで1大会で2ゴールを決めた日本人選手は02年日韓W杯のMF稲本潤一、10年南アフリカW杯のMF本田圭佑、18年ロシアW杯のMF乾貴士と3人いるが、1大会で3ゴールを決めた選手は過去にいない。

 堂安がクロアチア戦で決めれば日本人初となるが、「個人的な記録は考えていない」とキッパリ。「2点取ったことも忘れてやろうと思っている。ベスト16の壁を越えようという思いが強い」と、チームとして史上初のベスト8進出という新しい歴史を切り開くことしか頭にない。

(取材・文 西山紘平)

▶「FIFA ワールドカップ」決勝トーナメントもABEMAで無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP