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クロアチア戦出場停止も仲間を信じるDF板倉滉「絶対行ける気しかしていない」

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日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)

 ここまで3試合フル出場でグループリーグ首位突破に貢献してきた日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)。安定感のあるプレーで日本を引っ張ってきたが、決勝トーナメント1回戦クロアチア戦は警告の累積で出場停止となる。

 試合を2日後に控えてメディアに対応した板倉は「次は出られないけど、チームを信じてるし、絶対行ける気しかしていない。やってくれると信じてるので僕はサポートに回って、試合をしっかり応援したい」と語った。

 初戦のドイツ戦と2戦目のコスタリカ戦は4-2-3-1の右センターバックで先発し、後半からシステムチェンジで3-2-4-1の右センターバックへ。スペイン戦では試合開始から3バックの右に入ってプレーした。ドイツ戦とスペイン戦はいずれも相手にボールを保持される難しい展開だったが、前半をそれぞれ1失点に抑え、後半の大逆転につなげた。

 スペイン戦で2枚目の警告を受けた時は「次は出られないと思ったけど、プレーには影響しなかった。でも終わったら、ベスト8という新しい壁への勝負の試合で出られない悔しさがあった」という。しかし、今はもう切り替えており、「僕自身はしっかりリカバリーする必要がある。その次の試合(準々決勝)でみんなを助けられるような状態に仕上げていきたい」と力強い。

 代わりに出てくる選手への信頼も厚い。先発復帰も見込まれるDF冨安健洋(アーセナル)については「全く心配なくて、逆に心強い。トミが復帰してくれて次の試合90分できたら、それはもうチームにとっては素晴らしいこと」と言い、スペイン戦でW杯デビューを飾ったDF谷口彰悟(川崎F)についても「スペイン戦が初めてのスタメンであのパフォーマンス。相当難しかったと思うけど、それができるというところは、本当にすごいなと思う。僕自身、もっと頑張らないといけないと思った」と称賛した。

「みんなが『大丈夫だよ』と言ってくれてるし、『勝ち上がるから』という言葉をもらっている。チームメートが絶対やってくれると信じているので、僕はその次の試合に向けて戦ってるイメージしかできてない」。仲間をピッチ外から全力で応援することを誓いつつ、その先を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)
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