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今大会出場ゼロの柴崎岳「信じて最善の準備をするだけ」

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日本代表MF柴崎岳(レガネス)

 ロシアW杯では全4試合に先発出場したが、今大会はグループリーグ3試合で出場なし。日本代表MF柴崎岳(レガネス)にとって、このカタールW杯は厳しい大会となっている。それでも決勝トーナメント1回戦に向けて再始動した3日の練習後、報道陣の取材に応じた柴崎は力強く語った。

「森保ジャパンが発足してからベスト8というところを思い描いて4年間やってきて、ついにその挑戦権を、歴史を作る場を自分たちで勝ち取ったという思い。チームは慢心せず、次の最大の目標である試合に向けて準備している最中。全選手がモチベーションを非常に高く保っている」

 前回大会では“ロストフの悲劇”と称される終了間際の失点で、ベルギーに阻まれた16強の壁。今回はグループリーグでドイツ・スペインを破る快進撃を見せ、史上初めて2大会連続での16強進出を果たし、再び8強への挑戦権を掴み取った。

 もっとも柴崎にとって、この大会は前回の悔しさを晴らすための舞台ではない。

 W杯開幕戦当日の取材対応では「前回のリベンジだとも思っていないし、新たな大会として捉えている」と断言。「ロシアのリベンジとよく言われるストーリーだけど、どちらかというとこの森保ジャパンがカタールの地で何を作っていけるか、挑戦の気持ちでいる」という心境は今も変わっていないという。

 サッカー選手たるもの、出場機会が得られない現状に葛藤がないわけではないだろう。それでも「個人的には、いまそれを話すタイミングではない」と柴崎。あくまでも“チームのため”という姿勢を強調する。「自分たちが今まで経験してきたことや、今必要だと思うことを信じて最善の準備をするだけ」。苦境にもブレない背番号7が、いま歴史を切り拓こうとする森保ジャパンを支えている。

(取材・文 竹内達也)

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