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世界中で話題呼んだ紙一重の折り返しに三笘薫「1.8ミリでもインはイン」

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日本代表MF三笘薫

 自分の役割をまっとうする。カタールW杯のグループリーグ3試合はいずれも途中出場ながら初戦のドイツ戦(○2-1)で同点ゴールの起点となり、第3戦のスペイン戦(○2-1)では逆転ゴールをアシストした日本代表MF三笘薫(ブライトン)。得点場面だけでなく、攻守に存在感を発揮する日本の切り札となっている。

 その役目は5日の決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦でも変わらなそうだ。「スペースがない中、相手が疲れている中、自分のプレーを出しやすいし、うまく引き出してもらっているなというのもある」と、やるべきことに集中している。

 左サイドでの出場となればマッチアップする可能性が高いのは右サイドバックのDFヨシプ・ユラノビッチ(セルティック)。FW前田大然のチームメイトということもあり、「今日ちょっと話を聞いたら『対人に強い』ということだった」と明かすと、「でも『大丈夫、行ける』とも言われた」と苦笑いを浮かべた。

 対峙するサイドバックの選手に関しては普段から「間合いだったり、飛び込んでくるタイプなのかとか、スピードがどのぐらいあるのかも見る」と事前にしっかり研究するという。ユラノビッチについては「まだ映像を見ていないので、しっかり見たい」と試合までに分析するつもりだ。

 スペイン戦の決勝点につながったゴールラインぎりぎりでの三笘の折り返しは試合後も世界中で大きな話題を呼んだ。ボールがラインにかかっていたのはわずか1.88mmだったとも言われている中、海外メディアなどで議論になっていることについて聞かれると、「1.8ミリでもインはインなので、どう考えてもインだと思います」と一蹴した。

「負けているチームがそうやって言うのは仕方がないと思うけど、ルール上、そういうことなので、何も気にしていない」。そう淡々と語ると、「そういうギリギリのところで勝敗が決まるのがW杯だと思うし、それは身に染みて感じているので、次もそういう試合になる」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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