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谷口彰悟が見せた国内組の意地「まだ戦っていたかったし、終わりたくなかった」

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日本代表DF谷口彰悟

[12.5 W杯決勝T1回戦 日本 1-1(PK1-3)クロアチア アルワクラ]

 W杯という舞台で国内組の意地を見せる2試合だった。3バックでスタートしたグループリーグ最終戦のスペイン戦(○2-1)で先発に抜擢され、W杯初出場となった日本代表DF谷口彰悟(川崎F)はこの日も先発フル出場。31歳でW杯デビューを果たしたセンターバックはスペイン、クロアチアという欧州の強豪国を相手に粘り強い守備を見せた。

「チャンスをもらったときに自分のプレーをすることができて、準備は間違っていなかったんだなと。ただ、チームの目標はベスト8以上だったし、今日勝って次に進みたかった」

 W杯登録メンバー26人のうち、海外クラブでのプレー経験がないのは谷口、DF山根視来、MF相馬勇紀、FW町野修斗の4人だけだった。その中でも唯一、2試合に起用された谷口のプレーは海外組と遜色ないほどの安定感があった。

「世界のトップ8に行くことを考えると、点を取り切る力、パワーがチームとしても個人としても必要だと感じた。みんながハードワークして守備をする部分は十分、世界に通用すると感じた。さらに上に行くには、どこでどうパワーを使うかというところをやっていかないといけない」

 グループリーグと決勝トーナメントの違いにも言及した。「勝つには点を取らないといけない。得点と失点にもう少しフォーカスしてやっていかないといけない」。史上初のベスト8まであと一歩届かず、初めてのW杯は幕を閉じた。「まだまだこのW杯を戦っていたかったし、終わりたくなかったし、帰りたくなかった」。悔しさを隠さずに言った。

(取材・文 西山紘平)

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