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この4年を振り返り、感慨に浸る長友佑都「サッカー選手は桜の木のよう」

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クロアチア戦から一夜明け、取材に応じる日本代表DF長友佑都

 悔しさ以上に寂しさと切なさがこみ上げてきているようだった。PK戦で涙をのんだクロアチア戦から一夜明け、日本代表DF長友佑都(FC東京)は「最高の素晴らしいチームだった。ここで終わるのは寂しい気持ち」としみじみと語った。

「ベスト8に行けなかったのは実力なので、受け入れないといけないけど、PK戦は別の競技だと思っている。試合内容を見ても、ドイツとスペインを破って、クロアチアに対しても互角に戦えた」

 長友にとっては10年南アフリカW杯、18年ロシアW杯に続いて3度目のベスト16敗退となったが、「確実に日本サッカーが成長していると実感した大会だった。ここまでの優勝候補の国を破った大会はなかった。しかも1回ではなく、2回。日本サッカーは成長している」と胸を張った。

 日本人で初めて4大会連続でW杯のピッチに立った。その4大会ですべての試合に出場。日本人のW杯最多出場記録も15試合に伸ばした36歳のベテランは「このW杯のために4年間頑張ってきた。一回休んで、ゆっくり考えたい」と、今後の代表活動については明言を避けた。

「興奮している状態で何かを決断するのも良くない。しっかり落ち着いて、冷静になったときに今後、自分がどうしたいのか考えたい」。26年にアメリカ、カナダ、メキシコで開催される北中米W杯のときは39歳。今すぐに考えられることでもない。

「4年間の苦労がこんな一瞬で終わってしまうのかと。はかないですね。桜の木のようだなと思う」。この4年をそう振り返り、「耐え忍んで耐え忍んで、輝く時間は一瞬だけど、そのために夢見て、苦しいことを乗り越えて、頑張り続ける。サッカー選手は桜の木のようだなと感じている」と感慨深げに語った。

(取材・文 西山紘平)

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