日本サッカー協会(JFA)は28日、森保一監督が引き続き日本代表の指揮を執ることが決まったと発表した。ワールドカップ後の監督続投は日本サッカー史上初めての挑戦となる。

　同日夕、記者会見に出席したJFAの田嶋幸三会長は「新しい景色を見ることができなかったが、ベスト8の新しい景色を見るためには一番ふさわしい監督であることが一番ポイントとなった。日本サッカー界、日本社会への影響をポジティブに与えたこと、それだけでなく国際的に日本サッカーの地位を高めてくれたこと、さまざまなことを評価した」と選考理由を語った。

　加えて田嶋会長は「期間は次回W杯まで」と述べ、契約期間が2026年夏の北中米W杯までだと明かした。契約金は非公表だが、「これからベスト8、その次を目指す日本代表としてふさわしい、世界的に見ても恥ずかしくない額で契約した。日本サッカーの指導者の地位向上にもつながると思っている」と説明。「3年7か月となるが、長い旅をしっかり一緒に戦っていけるよう協力してやっていきたい」と意気込みを述べた。

(取材・文　竹内達也)