欧州視察中の日本代表の森保一監督が8日、オンラインで報道陣の取材に応じ、カタールW杯で主力を担ったGK権田修一(清水)をはじめ新シーズンをJ2リーグでプレーする選手について「招集は難しい部分がある」と述べた。

　森保監督は報道陣の質問に対して「(権田の)スカウティングに関しては、これまで代表で力を発揮してくれている選手なのでしていきたい」としながらも、「国内の優先順位ではJ1中心に見るということで、それからJ2、アマチュアのところを見ていくという優先順位で考えていく」と説明。「代表活動でもJ2は試合がある。スペインの2部も同じような状況で難しさはある」と述べ、国際Aマッチウィーク期間中もリーグ戦が行われていることを理由に挙げた。

　さらに森保監督は「J2にもいい選手は実際にいるし、将来の日本のJリーグをより盛り上げてくれる選手、日本代表になってくれる選手はいると思う」と述べつつも、「日本の最高峰がJ1だというところで、そこを選手が目指していく世界、そこから代表を目指していくという世界だという優先順位をつけて見ていかないといけない」ときっぱり。「日本の中の平等ということで見ていきたいが、招集やチーム編成はよりレベルの高いところから考えていくということ(基準)を基本的に持っておきたい」と招集方針を明確にした。

(取材・文　竹内達也)

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