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U-20日本代表のキャプテンは松木玖生! 副キャプテンは山根陸、田中隼人に決定! 冨樫監督が語る3人の選出理由

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MF山根陸(左)、MF松木玖生(中央)、DF田中隼人

 3月1日開幕のAFC U20アジアカップウズベキスタン2023に参加するU-20日本代表メンバーのキャプテン、副キャプテンが決定した。冨樫剛一監督は27日のオンライン会見で、キャプテンはMF松木玖生(FC東京)、副キャプテンはMF山根陸(横浜FM)とDF田中隼人(柏)になったことを明かした。

 5月に行われるU-20ワールドカップへの出場権を懸けたアジア杯で、日本は3月3日からグループリーグを始める。グループ上位2チームが準々決勝に進出し、準決勝まで勝ち進むと、U-20W杯出場が決まる。

 大きな経験を積むためにも逃すことができないU-20W杯出場に向け、U-20日本代表を支えるキャプテン、副キャプテンが明かされた。

 冨樫監督は松木をキャプテンに指名した理由を「昨年一年間で、J1での戦いをレギュラーとして過ごしてきた、ということがまず一番。それがチームのためになると思った」と語る。「玖生はもう見た感じで、体から発する湯気でわかると思います」。昨季はルーキーながら開幕スタメン入りを果たし、リーグ戦31試合2得点をマーク。先日の今季開幕節でも2年連続でスタメンに入った松木に、キャプテンの任を託した。

 副キャプテンについても理由を語る。山根と田中は昨年のU20アジア杯予選でもチームを牽引。山根はキャプテンとしてU20アジア杯出場に貢献した。「AFCの一次予選から、何をしたいかというのを彼らはしっかりと理解して、チームに落としてくれる」。チームの考えを浸透させるべく、指揮官と長い時間をともにした2人が選ばれた。

 山根は昨季のルーキーイヤーでJ1優勝を経験した。横浜FMのボランチで切磋琢磨を続け、リーグ戦11試合やACLグループステージなど公式戦16試合に出場。「陸に関していえば、一歩引いた中で俯瞰して、自分が何をしなければいけないのかというのを、しっかりとリーダーシップを取ってやれる人間だと思っています」。冨樫監督も、松木とは違うタイプのリーダーシップに期待を寄せた。

 田中は守備の要としてアジア杯予選では4試合中3試合に先発。昨秋のスペイン遠征でも全3試合に先発した。「フットボールの中で、どこの選手がリーダーシップを取るかといったら、やっぱりCBのところはものすごく大事になってくる」。後方から支え続けたディフェンスリーダーを、チームの軸に据えた。

 冨樫監督は3選手以外の選手たちも、リーダーシップは備わっていることを強調。「このチームはみんながなかなか、松木玖生がキャプテンだから、という感じはあまりしない」。腕章の有無は関係なく、全員で戦えるチームであることに自信を見せた。

●AFC U20アジアカップウズベキスタン2023特集

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