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浦和の「代表として来ている」。MF小川直澄がU-15日本代表候補のファーストゴール

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履正社高戦2本目13分、U-15日本代表候補MF小川直澄(浦和Jrユース)が右足ダイレクトでチーム初ゴール

[3.8 練習試合U-15日本代表候補 2-6 履正社高 J-GREEN堺]

 MF小川直澄(浦和Jrユース)が、U-15日本代表候補の初ゴールを決めた。履正社高戦の2本目13分、MF原湊士(広島Jrユース)が右サイドからクロスを上げると、ファーの小川が右足ダイレクトでゴール。「(ニアの)安井(司)君がうまくスルーしてくれてドフリーであとは流し込むだけでした。トラップすると高校生なので寄せられてしまうと思って、打つならダイレかなと思って落ち着いて打てました」。U-15日本代表候補は今回のJ-GREEN堺合宿で本格始動。初陣となった神戸U-18戦は無得点だったが、続く履正社戦で初ゴールを生み出した。

 それまでU-15代表候補はチャンスがありながらも、最後の精度を欠くなど無得点。だがこのシーンでは小川が冷静にゴールを決めた。この日は左SHとしてピッチに立ったが、普段はボランチ。得点数が特別多い選手ではいという。それでも、「みんなが良い形で持ってきてくれて、しっかりとみんなの思いを背負って打てた。力が上手く抜けました」と正確なシュート。チームを勢いづけた。

 小川は左SHのほか、SBでもプレー。得意とするポジションではなく、思うようなプレーが全てできた訳では無い。だが、「与えられたポジションでできることをしたいなと思って、声や姿勢の部分で出せたなと思います」。走ることや球際の強さといった特長も表現し、アピールした。

 目標とするプレーヤーはクラブのレジェンドだ。「将来的には阿部(勇樹)選手みたいに。下で作れたり、点も決めれる、守備もできるユーティリティな選手になっていきたい」。そのMFは、浦和の代表として代表チームでの活動に臨んでいる。

「クラブから代表として来ているのでしっかりと代表としての立ち振舞とか、プレーでもしっかり違いを見せていきたいなと思ってやっています。クラブの代表としてきているので常に残り続けて、クラブに帰った時もチームに還元できるようにしていきたいです。(合宿は残り2日だが)今日の試合をしっかりと振り返って、良いところだけじゃなくて、また次へ向けて課題のところを修正していって、もっと良いプレーができるようにしていきたいです」。最終日まで全力を尽くし、少しでも成長して浦和に戻る。

(取材・文 吉田太郎)

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