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U-20日本代表FW熊田直紀のゴールパフォは“ブルーロック”を参考「FWは点を決めなきゃ価値はない」

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ブルーロックを参考にしたFW熊田直紀のゴールパフォーマンス

 U-20日本代表は、3日から始まったグループリーグ3連戦を全勝で終了。グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。FW熊田直紀(FC東京)は初戦、第2戦で合計3ゴールを挙げる活躍。開幕2連勝に大きく貢献し、チームに勢いをもたらした。10日のオンライン会見では「強さはチーム(FC東京)でやっているほうが感じることが多い。こっちに来てもそんなに焦りもなく、少し余裕を持ってできている」と振り返った。

 3日の初戦・中国戦はベンチスタートだった。開始6分でオウンゴールを喫すると、0-1で迎えた後半11分に熊田が投入される。すると、熊田は同21分にヘディングシュートで試合を振り出しに戻し、4分後にはゴール前のチャンスを決め切り、2-1と試合をひっくり返した。

 6日の第2戦・キルギス戦では先発メンバーとしてスタート。後半28分にMF佐野航大(岡山)が先制点を挙げると、その2分後に熊田が躍動する。MF永長鷹虎(川崎F)のドリブルは相手との接触で止まり、PA手前でボールがこぼれると、すかさず熊田が詰めて左足を一閃。「自分の武器でもある左足のパンチのあるシュート。それでいい形でゴールできてよかった」。すばやく点差を広げ、3-0の快勝につなげた。

 キルギス戦でのゴール後、熊田はチームメイトと喜びを爆発させた。「ああいうチャンスがない中で、一発で決められたのがうれしかった」。さらに、ゴール裏のカメラマンにポーズを決めており、これはサッカー漫画『ブルーロック』のキャラクターを参考にしたことを明かす。

 12日からは決勝トーナメントがスタート。12日の準々決勝でヨルダンに勝利すれば、日本は5月のU-20ワールドカップ出場権も掴むことができる。現時点で得点ランク単独首位に位置する熊田の役割はひとつ、ゴールだ。「ポジション的にも点を決めなきゃ何の価値もない。どんな形でも、しっかり結果を残せるようにがんばりたい」と一発勝負の戦いに決意を新たにした。


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