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世代交代の第二次森保J、国内組DF3人が初招集! 抜擢に至った理由は…

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左からDF角田涼太朗(横浜FM)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DF半田陸(G大阪)

 第二次森保ジャパン発足メンバーにJリーグからDF角田涼太朗(横浜FM)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DF半田陸(G大阪)の3選手が初招集された。DF吉田麻也(シャルケ)、DF長友佑都(FC東京)ら長年にわたってチームを支えた守備陣の招集が見送られた中、3年後の北中米W杯を明確に見据えた選考となった。

 1999年生まれの角田は21年夏、筑波大から横浜F・マリノスに加入。185cmの上背と足元の技術、左利きの強みを活かし、CBとSBのいずれでもプレーできるのを強みとしている。

 15日のメンバー発表会見で森保一監督は「左利きでCB、左SBもできると思っているし、攻撃力もあって後方からのビルドアップ、数的優位を作り出せる選手。守備力が国際レベルでどれくらいできるかなということで、もちろん攻撃もそうだが、彼の良さを見ていきたい。この経験を成長していってほしい」と期待した。

 2001年生まれのバングーナガンデはFC東京の育成組織出身の左SB。果敢な攻め上がりと左足のキックを武器に持つ。ユース時代からFC東京U-23でJ3リーグを経験し、プロ3年目の昨季からJ1リーグでの主力定着を果たした。

 森保監督は「左利きでFC東京でレギュラーとして左SBで存在感を放っているというところで、攻撃の部分で非常にいい本人の特長をもって攻撃に参加できるところ、セットプレーのキッカーとしてもいいボールを配球できる良さがある」と説明。「守備の部分においては同じFC東京の長友(佑都)選手と比べるとまだまだ足りないところはあるが、国際試合で必要な強度を培ってもらえれば、間違いなくA代表、五輪の戦力となり、FC東京の戦力アップにつながるので期待したい」と述べた。

 02年生まれの半田はモンテディオ山形の育成組織出身。今季からガンバ大阪に加入した。攻守にバランス良い能力を兼ね備え、両SBでプレーすることができる。また2019年のU-17ワールドカップではキャプテンとしてチームを支えた実績も持つ。

 森保監督は「アンダー世代で中心選手として経験を積んでいる。その中で注目してみてきている中、確実に山形、G大阪で力をつけてきている選手だと思う。いい守備からいい攻撃につなげるところをわれわれがW杯で勝っていくためにやらなければいけないが、守備で強度を発揮できて攻撃につなげられる選手」と太鼓判を押した。

 またバングーナガンデ、半田はパリ五輪世代からの“飛び級”選出。指揮官は「パリ五輪の戦いも大事だが、五輪世代の代表を目指すのではなくA代表を目指してほしいし、そこで経験してもらい、戦力になる、成長してもらったうえでA代表でも戦える、五輪でも戦える力をつけてもらうことが所属チームのために日本代表のためになるのかなと思う」と期待を示した。

(取材・文 竹内達也)

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