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古橋亨梧、旗手怜央の選外に森保監督「総合的に判断」

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 日本サッカー協会(JFA)は15日、キリンチャレンジカップ2試合に臨む日本代表メンバー26人を発表し、カタールW杯メンバー26人からDF長友佑都、DF吉田麻也ら10人の招集が見送られた一方、DF角田涼太朗(横浜FM)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、DF半田陸(G大阪)、FW中村敬斗(LASKリンツ)の4人が初招集された。

 森保一監督は会見で「より幅広く、選手層を厚くして、最強の日本代表を将来的につくっていけるようにと考えている」と選考の意図を語ったが、セルティックで活躍しているFW古橋亨梧、MF旗手怜央の2人はカタールW杯に続いて今回も選外となった。

 報道陣からその理由を聞かれた指揮官は「セルティックの試合はすべて見ている。結果を出しているところ、チーム内で存在感が上がっているところも見ている」としたうえで、「これという絶対的な判断基準がすべてにあるわけではない。総合的にというところは理解してほしい。リーグのレベルや置かれている状況もそれぞれ各国で違う。いろんなことを考えての招集」と説明した。

 古橋はスコットランド・プレミアリーグで得点ランキングトップの20ゴールを量産中。今季公式戦26ゴールと圧倒的な結果を残しており、旗手も攻守に大車輪の活躍を見せている。「この一回だけで代表活動が終わるわけではない。2026年に向けて最強のチームを作るために、一回一回ベストの活動をする。人を限定せず、より幅を広げながら活動していく」。そう強調した森保監督は「(古橋と旗手は)チームの戦力として問題なく活躍してくれると思うが、違う選手を見たい、試したいというところで今回招集外になったところもある」と理解を求めた。

(取材・文 西山紘平)

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