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パリ世代のA代表入りは計6人に…“A代表経由パリ五輪行き”掲げるU-22日本代表・大岩監督「そういうサイクルに」

　U-22日本代表は16日、今月に行う欧州遠征のメンバー23名を発表した。15日には第二次森保一監督体制のA代表メンバーも発表されており、パリ五輪世代のU-22日本代表からはDF半田陸(G大阪)とDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)が初選出。“A代表経由パリ五輪行き”の本格化に、オンライン会見に出席した大岩剛監督も「A代表の力になってくれるような活躍をしてくれるといい」とエールを送った。

　U-22日本代表は、今月24日にドイツ・フランクフルトでU-22ドイツ代表と、27日にはスペイン・ムルシアでU-22ベルギー代表と対戦する。

　今回のメンバーでは、過去に名を連ねたメンバーに加え、DF中村拓海(横浜FC)とMF平岡大陽(湘南)が初選出された。海外組では5名を招集。GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)、DF内野貴史(デュッセルドルフ)、MF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)、MF鈴木唯人(ストラスブール)、MF田中聡(コルトレイク)が現地合流、現地解散という形で遠征に参加する。

　前日にはA代表に半田とバングーナガンデが初選出された。大岩監督は「A代表で必要とされる選手であれば、われわれはしっかりとそれに応えていく。それによって、当然チャンスを得る選手もいるし、われわれの選手層が厚くなる。どんどんそういうサイクルにしていきたい。そういう点では喜ばしい部分ではある」と選手層の底上げに期待を寄せている。

　昨年3月に発足した大岩監督体制では、今回の半田、バングーナガンデ以外にも、昨夏のE-1選手権でGK鈴木彩艶(浦和)、FW細谷真大(柏)、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)がA代表としてのキャップを記録した。また、すでにA代表の主力になっているMF久保建英(ソシエダ)もパリ五輪世代の一人だ。久保も含めると、パリ世代は6名がA代表での試合を経験することになる。昨年1月の国内組合宿にはFW鈴木唯人(清水)、MF松岡大起(清水)が参加しており、試合出場はないがその雰囲気を肌で体感。着実にパリ世代の“A代表経由”化は進む。

　だが、大岩監督は現状に満足はしていない。カタールW杯のデータでは、U-21世代の選手が各国2、3人は入っていたものの、日本は久保のみ。その例を挙げながら、指揮官は「もっとA代表に絡んでいかないといけないと思っている。そういう意味では遅いくらい。もっともっと行ってほしい」と発破をかけた。

■スタッフ
団長:内山篤
監督:大岩剛
コーチ:羽田憲司
GKコーチ:浜野征哉
フィジカルコーチ:矢野由治
テクニカルスタッフ:越智滋之
テクニカルスタッフ:渡邉秀朗

■選手
▽GK
23 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)※
12 佐々木雅士(柏)
1 鈴木彩艶(浦和)

▽DF
22 内野貴史(デュッセルドルフ)※
2 中村拓海(横浜FC)
3 西尾隆矢(C大阪)
5 木村誠二(FC東京)
21 加藤聖(長崎)
15 畑大雅(湘南)
4 鈴木海音(磐田)

▽MF
20 松村優太(鹿島)
17 本田風智(鳥栖)
9 山田楓喜(京都)
6 川崎颯太(京都)
18 斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)※
10 鈴木唯人(ストラスブール)※
7 山本理仁(G大阪)
8 藤田譲瑠チマ(横浜FM)
16 田中聡(コルトレイク)※
19 平岡大陽(湘南)
14 三戸舜介(新潟)

▽FW
11 細谷真大(柏)
13 西川潤(鳥栖)

※海外クラブ所属選手は20日に現地で合流し、28日に現地で解散

▼過去のメンバーリスト
22/11/08 11月欧州遠征メンバー

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