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国内代表戦で約3年半ぶり“全席声出し応援” 前田大然「僕も代表では初めてになるし、楽しみ」

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別メニューで調整したFW前田大然

 負傷を抱えながらも日本代表に合流した。所属先のリーグ戦で左膝を負傷したFW前田大然(セルティック)は21日、別メニューで調整。「リーグ戦で一回、負傷交代して、それ(の影響)が少しある」と説明した。

 8日のハーツ戦で左膝を痛めて途中交代した前田は11日のカップ戦を欠場したが、18日のハイバーニアン戦で先発復帰し、後半15分までプレー。第2次森保ジャパンの初陣となる24日のウルグアイ戦(国立)に向けても、「そこに間に合うように調整している」と強調した。

 カタールW杯ではグループリーグのドイツ戦、スペイン戦、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦にセンターフォワードとして先発。クロアチア戦ではW杯初ゴールとなる先制点も決めた。チームはPK戦の末、敗れ、目標のベスト8にあと一歩届かなかったが、前田自身にとって欧州の強豪国相手の3試合は大きな財産になった。

「責任感を持たないといけない気持ちはより一層強くなった。W杯で点を取れたことは自信になったし、セルティックで個人のパフォーマンスが上がった要因でもあると思う」。W杯後もリーグ戦で4ゴール、カップ戦で2ゴールと結果を残してきた。

 国内での代表戦は昨年7月のE-1選手権以来で、海外組を含めたフルメンバーは昨年6月以来となる。「W杯後の一発目の試合ということで注目されていると思うし、声出し応援もできる。僕も代表では初めてになるし、楽しみにしている部分はある。そういうのも嚙みしめてやりたい」。

 日本国内の代表戦で全席、声出し応援が可能になるのは19年11月19日のベネズエラ戦以来、約3年半ぶり。19年6月のコパ・アメリカでA代表デビューした前田だが、国内ではコロナ禍の22年1月以降しか招集されていないだけに、「W杯で応援してくれた人たちも含め、たくさんの人が来てくれると思う。感謝の気持ちを伝えるのはプレーしている姿を見せることだと思う」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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