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瀬古歩夢は先発デビューで強心臓発揮、新たなCB争いに「食い込んでいかないと」

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先発でA代表デビューを果たしたDF瀬古歩夢

[3.24 キリンチャレンジ杯 日本 1-1 ウルグアイ 国立]

 6万1855人の大観衆で埋め尽くされた国立競技場で第一歩を踏み出した。日本代表DF瀬古歩夢(グラスホッパー)がセンターバックの一角で先発し、A代表デビュー。「緊張は特になくて、楽しみしかなかった」と強心臓ぶりを発揮した。

 90分フル出場のデビュー戦は1-1の引き分け。「個人的には満足いっていない。やられた部分も多かった」と笑顔はない。試合前に「日本にいたときより対人守備で人にいく強さで成長しているという実感がある。そういうところも見せていけたら」と話していたとおり、屈強なウルグアイの攻撃陣を相手に体を張ったが、「DFとしてつぶすところを出せなかった。そこは課題として取り組んでいかないといけない」と厳しい表情で言った。

 コンビを組んだDF板倉滉とは「話しながらできたし、もっともっとコミュニケーションを取っていきたい」と、そつのない連係を見せた。日本代表を長く引っ張ってきたDF吉田麻也が招集を見送られ、DF冨安健洋はケガのため辞退。26歳の板倉がDF陣最年長となり、センターバックは瀬古のほか、初招集のDF町田浩樹、DF藤井陽也というフレッシュな顔触れだった。

「これから競争が始まるし、食い込んでいかないといけない。今日デビューできて、一歩になったけど、これからもっともっとアピールしないといけない」。新たなポジション争いが始まる中、生き残りとスタメン定着への意欲を口にした。

(取材・文 西山紘平)

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