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久保建英が第2次森保Jに初合流! 隔離明けも元気にプレー「体調は全く問題ない」

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MF久保建英(ソシエダ)

 日本代表はキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦(△1-1)から一夜明けた25日、千葉市内の高円宮記念JFA夢フィールドで再始動した。JFAが独自で行う新型コロナウイルスの検査で陰性確認が出ず、23日まで自主隔離が続いていたMF久保建英(ソシエダ)が練習に初めて合流。ボールを使ったトレーニングにも参加した。

 ウルグアイ戦の先発メンバーはリカバリーのため、室内で別メニュー調整。途中出場だった6選手、出場機会のなかった7選手に久保を加えた計14人がピッチに姿を現し、約1時間半にわたって調整した。所属先の公式戦で左膝の痛みを抱えるFW前田大然(セルティック)は依然として別メニューが続いた。

 14選手はランニングやボール回しでウォーミングアップを行った後、4人ずつの3グループに分かれてポゼッション練習を実施。以下のようなチーム分けだった。

▽ビブスなし
上田綺世町田浩樹中村敬斗半田陸
▽赤ビブス
西村拓真町野修斗久保建英バングーナガンデ佳史扶
▽白ビブス
伊東純也田中碧橋岡大樹藤井陽也

 その後、ウルグアイ戦で出場時間の長かった伊東、上田がトレーニングから外れてランニングをスタート。他の12人とGK大迫敬介、GK谷晃生がサイドの崩しを起点とするクロス、シュートのメニューに取り組んだ。

 久保はブランク明けを感じさせないボールタッチやドリブル、力強いキックを見せていたが、そこでトレーニングを終了。復帰直後とあり、負荷を調整したとみられる。

 最後はダブルボックスのコートサイズで4対4+フリーマン1人のミニゲームを実施。チーム分けは以下の形となった。

▽ビブスなし
町野、橋岡、藤井、バングーナガンデ
▽黄色ビブス
田中、町田、中村、半田
▽フリーマン
西村

 終了後、久保が今回の合宿で初めて報道陣の取材に対応。21日の合流時のSmartAmp法検査で陰性確認が取れず、ウルグアイ戦までの練習期間は宿舎でコンディション維持に務めていたようだが、「体調は全く問題ない。昨日の段階で陰性の確認が取れていたけど、チームが試合でこっちにいなかったので僕はこっちにいて、個人的に体を動かしていた」と万全を強調した。

 久保はカタールW杯決勝トーナメント1回戦クロアチア戦も体調不良で欠場していたため、28日のキリンチャレンジ杯コロンビア戦(ヨドコウ)は念願の復帰戦であり、2026年の北中米W杯に向けたリスタートの一戦となる。

 それでも久保は「どうしても3年後のW杯というふうになっちゃうけど、アジアカップもあるし、W杯予選も始まるので、僕も含めてみんなが代表での生き残りにフォーカスしないといけない。ここに選ばれているからといって、自分の次の代表での立場が約束されていると思ったら、そんな傲慢な話はない」ときっぱり。「まずは自分も含めて今日の練習組(ウルグアイ戦のサブ組)は次の試合でアピールできたらいい」と冷静に意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

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