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次戦コロンビア戦でA代表デビュー待つ半田陸、内側に絞るSBパターンには「慣れている」と自信も

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DF半田陸(G大阪/左)

 日本代表の試合を目の当たりにした。DF半田陸(G大阪)は24日の新生・森保ジャパン初陣で出場はなかったが、間近で体感。25日の練習後には「ああいう雰囲気の中で、日本で国際試合をするという、僕もあの中でプレーをしたかったなという思いがすごく強かった」と振り返った。

 2024年パリ五輪出場を目指すU-22日本代表の常連は、今回待望のA代表初招集となった。日本代表のサイドバックは長友佑都や酒井宏樹、山根視来らが今回は招集外。半田をはじめ、DF菅原由勢(AZ)やDF橋岡大樹(シントトロイデン)といった若手が新たな風を起こしている。

 24日の初戦ウルグアイ戦では菅原が先発した。19年からオランダでプレーを続ける22歳は、精度の高いプレーを試合を通して続ける。後半30分には鋭い縦パスをMF伊東純也(スタッド・ランス)に配球。伊東のクロスはMF西村拓真(横浜FM)の同点ゴールにつながる。菅原が大きな爪痕を残した。

「由勢くんは、準備のところをすごくしっかりしている選手。その中で距離の詰め方だったり、前に配球するところも真似していければ」。そう印象を語る半田は、今回の代表が試している点でもあるSBによる内側でのプレーが、自身のイメージに合うところを強調する。「内側に入って、プレーをすることには慣れている。その中で、どう今までやったことのない選手と連係を取っていくかが大事。もっとコミュニケーションを取りながら、試合中にやっていければ」。28日のコロンビア戦に意識を向ける。

 練習終わりには同じパリ五輪世代のDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)と談笑しながらピッチを周回。ともにSBである2人がフレッシュな風を持ち込む。「僕らが勢いを持って、前に前にという姿勢を見せられれば、どんどんゴールに向かうプレーを促していける」。ただA代表デビューを待つだけでない。ピッチに出たときは、チームを勝たせる存在になるつもりだ。

(取材・文 石川祐介)

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