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スタメン抜擢も連発ならず…西村拓真「悔しいけど、自分に可能性を感じる」

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日本代表FW西村拓真(横浜FM)

[3.28 キリンチャレンジ杯 日本 1-2 コロンビア ヨドコウ]

 悔しさを押し殺すかのように、力強く言葉をひねり出した。日本代表FW西村拓真(横浜FM)はキリンチャレンジカップ・コロンビア戦にトップ下で先発出場。ウルグアイ戦(△1-1)に続いてゴールとはならず、「これが今の自分の実力。負けたのが一番悔しいけど、ここからやるしかないと思っているのでポジティブに捉えている」と力を込めた。

 前半40分には右サイドを攻め上がったMF伊東純也から絶好のクロスが入ったが、ワントラップからの左足ボレーシュートはゴール右外へ。「悔いはないけど、ああいうところでの差だと思う」。それでもすぐに言葉を続けた。「悔しいけど、自分に可能性を感じる」。下を向くのではなく、自らの伸びしろに目を向けていた。

 前半3分の先制ゴールのシーンでは素早いロングフィードに追従し、FW町野修斗のポストプレーにハイスピードで絡んだ。その他の場面でもMF三笘薫のプレー判断に合わせたり、MF鎌田大地やMF守田英正のポジショニングに素早く対応したりと、欧州組水準のハイインテンシティの中でも適応できる姿は見せていた。

 それでも「チャンスもあったし、そこで決め切れなかったのが自分の実力。味方とどう崩すかももっとやっていかないといけないし、個人の強さや打開力などレベルアップが必要」と厳しい表情で語った西村。「一日一日を大事にして、絶対に日本の力になれるようにレベルアップして、すごい選手になっていきたい」とさらなる奮起を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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