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U-20W杯参戦のバルサ高橋仁胡、アルゼンチン人の父親がFIFA公式に登場「彼は小さい時から…」

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DF高橋仁胡の父親がFIFA公式に登場

 FIFAワールドカップの日本公式ツイッター(@FIFAWorldCup_JP)が23日、U-20日本代表DF高橋仁胡(17)のアルゼンチン人の父親を動画で紹介した。

 日本人の母親とアルゼンチン人の父親を持つ高橋はスペインで育ち、現在はバルセロナの育成組織に所属。U-20W杯に臨むU-20日本代表に飛び級で選出され、21日のグループC第1節セネガル戦(○1-0)では左サイドバックで先発フル出場を果たした。

 FIFAは「U-20日本代表の高橋センダゴルタ仁胡は日本人の母親とアルゼンチン人の父親を持ち、スペインで育ちました」「運命の悪戯か、その父親が生まれたラプラタで日本代表のユニフォームを着てプレーしています」とし、セネガル戦のスタンドで撮影したインタビュー動画を投稿。その中で高橋の父親は自身や息子の過去などを明かしている。

「私はフェデリコ・センダゴルタ。U-20日本代表の高橋です。私たちはラプラタ出身で私と4人の兄弟はそこで生まれました。私たちはラプラタに住んでいましたが、1976年に軍事独裁政権が誕生して、その影響でスペインのバルセロナに移住せざるを得なくなりました。私たちはそこで育ち、地元の学校に通っていました。そこで仁胡の母親のカオリと出会いました」

「彼は小さい時から地元の町のオリムピック・ラ・フロレスタという地元のチームでプレーを始めて、その時に周りの家族やコーチたちに息子がどれだけ上手かを聞いてその才能に気づきました。いつも2歳くらい年上の選手たちとプレーをしていて、カタルーニャ連盟から呼ばれてそこでプレーするようになり、エスパニョールやジローナ、そしてバルセロナからオファーをもらいました。そして息子はバルセロナでプレーすることを選びました」

「数年前に彼はスペインのU-16のチームでもプレーしていましたが、日本代表の方が彼に寄せている信頼は大きいと感じたようです。彼らは息子を2か月前にプレーしたアジアカップのような大きな大会に呼びました。彼はたくさんプレー時間をもらい、冨樫(剛一)監督からも信頼されています」

「正直に言って彼はとてもいいプレーをしていましたし、なんの偶然か、今日ここで私が生まれた町でプレーをしています。本当に誇りに思いますよ。ここに家族と一緒に戻ってきて、息子が日本代表のために戦っているのを応援するのは夢のようですし、本当に最高なことです」

 父親の故郷でU-20W杯白星スタートに貢献した高橋。24日の第2戦もラプラタで開催され、日本と同じく初戦で勝利を挙げたコロンビアと対戦する。


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