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「チームが決勝Tに進むために…」U-20W杯の舞台に立ったMF松村晃助、敗戦の悔しさを抱えながら運命のGL第3戦へ

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MF松村晃助(法政大)

 U-20ワールドカップの舞台に上がったMF松村晃助(法政大)だが、試合は悔しい逆転負けを喫した。U-20日本代表は第2戦を終え、25日にブエノスアイレスから1000km離れたメンドーサに移動。ホテルに到着後、松村はオンライン取材で前日のU-20コロンビア戦を振り返った。

 初戦で出場機会がなかった松村は、第2戦もベンチスタート。1-2で迎えた後半30分に出番が回ってくる。役割は得点を奪い、コロンビアに追いつくこと。「まずは点を取って、チームとして勝ち点を取りに行くという中での出場だったので、やることは明確でした。緊張もせずに入れたと思います」。MF福井太智に代わってピッチに入ると、左サイドハーフとしてプレーをした。

 投入直後には相手選手に強いチャージを食らうも、物怖じせずに対応する場面もあった。松村はW杯という大舞台で走り切ったが、チームはオープンな展開の中で同点に追いつくことはできなかった。「ボールに触る機会をもっと増やしたかった。自分が受けて前に前進させて、ゴール前での時間を増やせれば得点のチャンスも増えたと思う。そこはもっとやりたかった」。短い時間ながら結果を出せなかったことに悔しさを見せた。

 逆転負けというインパクトに揺れながらも、27日のイスラエル戦で勝利すれば間違いなくグループリーグを突破することはできる。「まずは勝って、勝つことを一番に考えてイスラエル戦に臨む中で、自分が試合に出るときはしっかり得点に絡めるように、自分自身の特長を出せるようにやっていきたい。チームが決勝トーナメントに進むために、貢献できるように頑張りたい」。松村も第3戦に向け、力を込めた。

(取材・文 石川祐介)
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