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内野航太郎、石井久継のゴールで逆転!! U-19日本代表、モーリスレベロT初戦でU-20モロッコを下す

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[6.7 モーリスレベロトーナメント第1節 U-19日本 2-1 U-20モロッコ]

 U-19日本代表は7日、フランスで行われているモーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)のグループリーグ初戦でU-20モロッコ代表と対戦し、2-1で勝利した。後半の立ち上がりに局面のデュエルで押されて失点したが、FW内野航太郎(筑波大)とFW石井久継(湘南U-18)のゴールで逆転。今大会初戦で初白星を飾った。

 各国によって異なる世代で臨むモーリスレベロトーナメントの初戦。ムハンマド6世国王アカデミーを拠点とした国策強化が実り、昨年のカタールW杯で4位躍進を果たしたモロッコが初戦の相手となった。

 日本は4-4-2の布陣。GKデューフエマニエル凛太朗(流通経済大)がゴールを守り、最終ラインは左からDF池田春汰(横浜FMユース)、DF市原吏音(大宮U18)、DF尾崎凱琉(大阪桐蔭高)、DF桒原陸人(明治大)。ダブルボランチはMF徳永涼(筑波大)とMF神田拓人(尚志高)で、サイドハーフは左にMF安齋悠人(尚志高)、右にMF小池直矢(法政大)。2トップは内野とFW塩貝健人(慶應義塾大)が並んだ。

 前半は局面の強さを見せた日本が優勢を保った。ところが前半12分、塩貝のスルーパスに抜け出した内野のシュートが相手GKの好セーブに阻まれると、同21分には市原からのロングボールから安齋が左を突破し、クロスボールに内野がフリーで反応したが、うまく合わせられずに得点が遠い。一方の守備では市原が安定した対人対応を見せると、デューフエマニエルも好セーブで支え、0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半はモロッコが選手交代を行ってきた中、日本は徐々に劣勢に転じる。すると後半13分、DFワシム・ランタキの決定機にはデューフエマニエルが阻むも、同19分に失点。ロングボールを処理しようとした尾崎がMFアイリース・ザイアニに競り負け、深い位置への侵入を許すと、折り返しのパスをA・マドリーユースのFWアブデ・ライハニに決められた。

 日本は直後の後半20分、安齋と小池の両サイドハーフを下げ、左にMF鈴木陽人(名古屋U-18)、右にMF早川隼平(浦和ユース)を投入。すると同28分、左サイドでパスを受けた塩貝がドリブルでペナルティエリア左を前進すると相手を引きつけながら折り返し、フリーになっていた内野が右足で押し込み、2トップの連係で同点に追いついた。

 日本は直後の後半29分、攻撃を牽引していた2トップの内野と塩貝を下げ、FW行友翔哉(愛媛)と石井を投入。さらに同35分、足を痛めた桒原を下げてDF本間ジャスティン(神戸U-18)を入れた。

 なかなか攻撃の形を作れない時間が続いていた日本だったが、後半37分に勝ち越した。右サイドで縦パスを受けた早川が起点を作り、落としたボールを落合が持ち運ぶと、縦パスから石井が左足で持ち出してシュート。これが荒れたピッチによるイレギュラーを誘い、跳ねたボールがゴールマウスに吸い込まれた。

 直後には相手FWライハニにまたしても決定機を作られたが、この日何度も好セーブを見せていたデューフエマニエルがスーパーセーブ。最後は守護神の活躍が光り、U-19日本代表が伝統のビッグトーナメントで白星発進を果たした。

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