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OA不在にも藤田譲瑠チマと山本理仁が口にした自信「自分たちの世代で戦いたい気持ちが強かった」、世代別代表常連コンビがパリ五輪で頂点目指す

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MF藤田譲瑠チマとMF山本理仁

 パリオリンピックを目指す大岩剛監督体制をけん引してきた2人だ。シントトロイデンのU-23日本代表、MF藤田譲瑠チマとMF山本理仁は8日にオンライン会見を実施。山本は「日本の代表として覚悟を持って、メダルを持って帰りたい」と意気込み、藤田も「選ばれたことをうれしく思う。優勝を目指していきたい」と目標を掲げた。

 ベルギーで朝7時に起きてパリ五輪メンバー発表を聞いたという。2008年北京五輪以来となるオーバーエイジ(OA)不在も、2人ともに驚きはなし。「いままで自分たちの世代で戦ってきた。(U23)アジアカップも優勝してきたので、しっかり自信を持って戦う」(山本)。「自分たちの世代で戦いたいという気持ちが強かった。そのなかで優勝を目指してがんばりたいという気持ちも強い。自信を持って戦いたい」(藤田)。パリ五輪の切符をつかむまでの道のりを知る2人は、チームの力に胸を張った。

 パリ五輪は目標の大舞台でもあり、世代別代表での最後の戦いだ。東京ヴェルディの育成組織でともに育った2人。山本はU-15日本代表から、藤田はU-17日本代表から日の丸を着けながら歳を重ねた。21年東京五輪ではともにU-24日本代表のトレーニングパートナーに選出。22年3月に発足したパリ五輪を目指すチームの初期メンバーとなり、ここまで歩んできた。山本は「当時では考えられなかった。アカデミーのときから関わってくれる人は、2人でがんばってと。2人の力を出して戦いたい」を気を吐いた。

 今週末から現地に入り、事前キャンプをスタートさせる。17日にU-23フランス代表との最後の親善試合を終えると、あとは24日の開幕戦を待つのみだ。日本はパラグアイ、マリ、イスラエルと同組。山本はグループリーグの戦いを展望する。

「パラグアイは南米のチームで、昨年11月にもアルゼンチンと対戦して思ったが、デュエルの激しさは確実に一番強い。マリも実際に(3月の親善試合で)やって負けている。能力も高く、チームとしてのレベルも高い。ただ、2回も負けられない。イスラエルは正直まだ情報はないが、僕がガンバ大阪にいたときもネタ・ラヴィというすばらしい選手がいたので、クオリティの高い選手がいることは知っている。近年の世界大会でも結果を残しているので、しっかり戦いたい」

 マイペースな藤田はパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジア杯でキャプテンを務めたが、「正直キャプテンとしての意識はあまりなかった」と告白。「チームが勝つために自分のできることに集中しようという考え。いち選手として、みんなと一緒に向かう雰囲気づくりを意識していた。キャプテンとして意識するというより、チームみんなで五輪を戦えたら」。試合中に出す声は甲高く聞き取りやすいことで有名。だが、意外にも「のどが弱いタイプ」だという。本番に向けて「風邪を引かないように気をつけたい」と気を引き締めていた。

(取材・文 石川祐介)

●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)
石川祐介
Text by 石川祐介

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