10秒間の嗚咽…PK失敗の田中美南「また自分が壊しちゃうんじゃないかと」
FW
[7.28 パリ五輪GL第2節 日本女子 2-1 ブラジル女子 パリ]
取材陣の前で気丈に振る舞おうとしたが、涙があふれた。日本女子代表(なでしこジャパン)FW田中美南は前半アディショナルタイムにPKを蹴るが、無念の失敗。試合は終了間際に仲間の活躍で2-1と逆転勝利したが、田中はホイッスルの音を聞いた瞬間に涙が止まらなかった。
取材陣からの質問に「すみません……」と約10秒間、言葉が出ずに涙を流した。「また自分が壊しちゃうんじゃないかと思った」。2021年の東京オリンピックでもPKを失敗しており、その瞬間が脳裏をよぎる。「本当に仲間が頼もしかった。勝てたこと、みんなに感謝しています」と口にした。
PKは準備をしていた。それでも右足シュートは相手GKに阻まれた。「自分にがっかりした。このまま負けたりして、次また厳しくなる可能性もあった」。ハーフタイムには仲間たちが背中を押した。後半からは決定機を作り、決められなかったが、チームに勢いを与えた。
2度目のPKはDF熊谷紗希が蹴った。田中は蹴る準備をする熊谷のそばに行った。「もう覚えていない。自分に言えることはないので、ずっと祈っていた」。同点ゴールを決めたキャプテンに感謝の思いをにじませた。
まだ戦いは終わらない。田中は「勝ちにつなげてくれたという事実はみんなが作ってくれた。切り替えて次のナイジェリアに勝ちに行くために。自分もいい準備をして、ゴールももちろん狙っていきたい」と先に目を向ける。気持ちを切り替えて、活躍を誓った。
(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)
取材陣の前で気丈に振る舞おうとしたが、涙があふれた。日本女子代表(なでしこジャパン)FW田中美南は前半アディショナルタイムにPKを蹴るが、無念の失敗。試合は終了間際に仲間の活躍で2-1と逆転勝利したが、田中はホイッスルの音を聞いた瞬間に涙が止まらなかった。
取材陣からの質問に「すみません……」と約10秒間、言葉が出ずに涙を流した。「また自分が壊しちゃうんじゃないかと思った」。2021年の東京オリンピックでもPKを失敗しており、その瞬間が脳裏をよぎる。「本当に仲間が頼もしかった。勝てたこと、みんなに感謝しています」と口にした。
PKは準備をしていた。それでも右足シュートは相手GKに阻まれた。「自分にがっかりした。このまま負けたりして、次また厳しくなる可能性もあった」。ハーフタイムには仲間たちが背中を押した。後半からは決定機を作り、決められなかったが、チームに勢いを与えた。
2度目のPKはDF熊谷紗希が蹴った。田中は蹴る準備をする熊谷のそばに行った。「もう覚えていない。自分に言えることはないので、ずっと祈っていた」。同点ゴールを決めたキャプテンに感謝の思いをにじませた。
まだ戦いは終わらない。田中は「勝ちにつなげてくれたという事実はみんなが作ってくれた。切り替えて次のナイジェリアに勝ちに行くために。自分もいい準備をして、ゴールももちろん狙っていきたい」と先に目を向ける。気持ちを切り替えて、活躍を誓った。
(取材・文 石川祐介)
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