U-23日本代表がイスラエル戦前日練習! 復調の平河、潜む“カードトラブル”…GL突破決定後の第3節の意味「消化試合とは思っていない」
U-23日本代表は現地時間29日、パリオリンピックのグループリーグ第3節・イスラエル戦に向けて前日の練習を行った。初戦・パラグアイ戦で負傷していたFW平河悠(ブリストル・C)も含め、22人全員が約1時間にわたって汗を流した。
ここまで快適な気候で過ごしてきた日本だが、この日は気温35度。強い日差しと湿度も感じられるなか、選手たちは練習を行った。
取材陣には冒頭15分間のみ公開された。フィールドプレーヤーはジョギングからスタート。平河もジョギングから始まったが、スタッフとともに別ルートで走行していた。ほかの選手たちがストレッチに移っても、平河は引き続き別メニュー。それでもスパイクを履きながらボールを使ったトレーニングを行うなど、復調の様子も見られた。
練習後、大岩剛監督は平河の回復状況について「ものすごくポジティブな反応をしてくれている」と目を細める。それでも安心はできない。「ピッチに立てる状況なのかは、メディカルとコミュニケーションを取りたい」と冷静に語っていた。
日本はグループリーグ2連勝で決勝トーナメント進出が確定。得失点差も+6と稼いでおり、首位突破は濃厚だ。
30日の第3節・イスラエル戦は体力温存のための消化試合にもなり得るが、指揮官は「消化試合とはまったく思っていない」と強調する。「勝利からの逆算をして、出場停止だとか色んなことを考えて試合に向かわなきゃいけない。そういうことも含めて大事な一試合だと思う。そういうところも含めて選手選考をしたい」とイスラエル戦を展望した。
2試合を終えた日本は、MF藤田譲瑠チマ、DF西尾隆矢、DF関根大輝、DF高井幸大の4人が一度警告を受けている。準々決勝までは累積が続き、2枚で次戦出場停止処分となるため、思わぬカードトラブルを避けるための選考となる可能性も高い。
大岩監督は「少しU23アジアカップとは違う」とパリ五輪のジャッジの感覚を語る。「傾向は多少違うと思う。選手が肌で感じて、起こったことに対しての警告も含めて、相手や我々に警告が出たということも含めて、起こりやすいことを読んでプレーしなければいけない」。U23アジア杯では退場者が出ても“想定内”の対策を取り、優勝を掴んだ。大岩監督は今大会でもメダルへの道を冷静に見据えているようだ。
(取材・文 石川祐介)
●パリオリンピック(パリ五輪)特集(サッカー)
ここまで快適な気候で過ごしてきた日本だが、この日は気温35度。強い日差しと湿度も感じられるなか、選手たちは練習を行った。
取材陣には冒頭15分間のみ公開された。フィールドプレーヤーはジョギングからスタート。平河もジョギングから始まったが、スタッフとともに別ルートで走行していた。ほかの選手たちがストレッチに移っても、平河は引き続き別メニュー。それでもスパイクを履きながらボールを使ったトレーニングを行うなど、復調の様子も見られた。
練習後、大岩剛監督は平河の回復状況について「ものすごくポジティブな反応をしてくれている」と目を細める。それでも安心はできない。「ピッチに立てる状況なのかは、メディカルとコミュニケーションを取りたい」と冷静に語っていた。
日本はグループリーグ2連勝で決勝トーナメント進出が確定。得失点差も+6と稼いでおり、首位突破は濃厚だ。
30日の第3節・イスラエル戦は体力温存のための消化試合にもなり得るが、指揮官は「消化試合とはまったく思っていない」と強調する。「勝利からの逆算をして、出場停止だとか色んなことを考えて試合に向かわなきゃいけない。そういうことも含めて大事な一試合だと思う。そういうところも含めて選手選考をしたい」とイスラエル戦を展望した。
2試合を終えた日本は、MF藤田譲瑠チマ、DF西尾隆矢、DF関根大輝、DF高井幸大の4人が一度警告を受けている。準々決勝までは累積が続き、2枚で次戦出場停止処分となるため、思わぬカードトラブルを避けるための選考となる可能性も高い。
大岩監督は「少しU23アジアカップとは違う」とパリ五輪のジャッジの感覚を語る。「傾向は多少違うと思う。選手が肌で感じて、起こったことに対しての警告も含めて、相手や我々に警告が出たということも含めて、起こりやすいことを読んでプレーしなければいけない」。U23アジア杯では退場者が出ても“想定内”の対策を取り、優勝を掴んだ。大岩監督は今大会でもメダルへの道を冷静に見据えているようだ。
(取材・文 石川祐介)
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