遠藤航が抱くチーム力への自信「同じようなレベルの選手たちがゾロゾロ出てくるのは最大限の強み」
[9.5 W杯最終予選 日本 7-0 中国 埼玉]
2連続でアジア最終予選の初戦を落としていた日本代表。その“鬼門”を打ち破ったのはキャプテンMF遠藤航(リバプール)の先制ゴールだった。「別に僕じゃなくても、1点取れば勢いづくことはわかっていた。結果的に僕がしっかり取れたのは、勢いづく上でもよかった」と笑顔を見せた。
ドンピシャのヘディングシュートは、緻密に計算されたものだった。前半12分、左CKをMF久保建英が蹴ると、ファーサイドの遠藤のためにDF板倉滉、DF町田浩樹、FW上田綺世が相手選手を阻んだ。「僕のマークをみんながブロックして自分をフリーにしていくような形」。遠藤は両足で高くジャンプすると、ヘディングシュートを地面にたたきつけ、ゴールネットを揺らした。
今年1月のアジア杯イラク戦(●1-2)以来8か月ぶりとなる国際Aマッチ4点目となった。得点直後には力強くガッツポーズ。「ひさびさのゴールだったので」と手応えを口にした。
3大会ぶりにアジア最終予選の初戦を白星で飾った。遠藤は「自分たちの力をしっかり出せば勝てるというのは、自信を持って試合前から思っていた」と胸を張る。「前回大会のときは負けているとか、あまりそれをみんな意識しすぎていなかった。気にせずいつも通り準備をしていた」。過去を気にすることなく、目の前の試合で冷静に勝利を掴み取った。
前日の公式会見では、個の成長を強調していた。この試合では先発メンバーだけでなく、途中出場の選手も躍動。「スタメンで出ている選手に劣らないようなパフォーマンス。同じようなレベルの選手たちがゾロゾロ出てくるのは、いまの最大限の強み」。森保一監督が築いてきた土台に、個人の成長が加わった。「(下積みを)継続してやれているのもひとつのメリット。個の力にプラス、チーム力というのは間違いなく上がっている」。自信が確信に変わる、価値ある白星となった。
(取材・文 石川祐介)
●北中米W杯アジア最終予選特集
2連続でアジア最終予選の初戦を落としていた日本代表。その“鬼門”を打ち破ったのはキャプテンMF遠藤航(リバプール)の先制ゴールだった。「別に僕じゃなくても、1点取れば勢いづくことはわかっていた。結果的に僕がしっかり取れたのは、勢いづく上でもよかった」と笑顔を見せた。
ドンピシャのヘディングシュートは、緻密に計算されたものだった。前半12分、左CKをMF久保建英が蹴ると、ファーサイドの遠藤のためにDF板倉滉、DF町田浩樹、FW上田綺世が相手選手を阻んだ。「僕のマークをみんながブロックして自分をフリーにしていくような形」。遠藤は両足で高くジャンプすると、ヘディングシュートを地面にたたきつけ、ゴールネットを揺らした。
今年1月のアジア杯イラク戦(●1-2)以来8か月ぶりとなる国際Aマッチ4点目となった。得点直後には力強くガッツポーズ。「ひさびさのゴールだったので」と手応えを口にした。
3大会ぶりにアジア最終予選の初戦を白星で飾った。遠藤は「自分たちの力をしっかり出せば勝てるというのは、自信を持って試合前から思っていた」と胸を張る。「前回大会のときは負けているとか、あまりそれをみんな意識しすぎていなかった。気にせずいつも通り準備をしていた」。過去を気にすることなく、目の前の試合で冷静に勝利を掴み取った。
前日の公式会見では、個の成長を強調していた。この試合では先発メンバーだけでなく、途中出場の選手も躍動。「スタメンで出ている選手に劣らないようなパフォーマンス。同じようなレベルの選手たちがゾロゾロ出てくるのは、いまの最大限の強み」。森保一監督が築いてきた土台に、個人の成長が加わった。「(下積みを)継続してやれているのもひとつのメリット。個の力にプラス、チーム力というのは間違いなく上がっている」。自信が確信に変わる、価値ある白星となった。
(取材・文 石川祐介)
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