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前回対戦は2GでカタールW杯出場決めた三笘薫、オーストラリアとの再戦に自信「いまは本当に一体感もある」

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MF三笘薫

 前回のワールドカップ出場を決めた相手との再戦となる。日本代表はアジア最終予選3連勝のなかで15日に埼玉スタジアム2002でオーストラリア代表と対戦。前回の対戦で2ゴールを決め、7大会連続のW杯出場を決めたMF三笘薫(ブライトン)は当時を振り返り、「よくわからない感じで、アピールするくらいの感じでやっていた。いまは本当に一体感もある。勝たないといけない相手という認識がある」と意気込みを口にした。

 ここまで14得点無失点で3連勝と快進撃を続ける日本は、ホームでオーストラリアと対戦。勢いを持って迎えたいところだが、相手の戦い方の情報は少ない。開幕2試合を1敗1分で終えたオーストラリアは9月末にグラハム・アーノルド前監督を解任。トニー・ポポビッチ監督の新体制で10日の中国戦を勝利し、今予選初白星を手にした。日本はその1試合をもとに分析を進める。

「前回の相手のときの選手がどれだけいるかちょっとまだわからないところはあるが、個人の能力は高いと思う。もちろん日本でプレーしている選手もいて、わかりやすいところもあるし、相手も自分たちのサッカーを知っているところもある。そこはしっかりと準備しないと難しいゲームになる」(三笘)

 圧倒的な強さを誇るチームにも、三笘は「まだ3試合終わっただけ」と戒める。強さの秘訣を問われても「一喜一憂せず、次も勝たないとそういう話も出ない。毎試合勝っていくことだけに集中すれば見えてくるが、3試合で話すところではない」と強調した。

 高さのあるオーストラリアに対し、三笘はその高さを生かす状況を作らせないことがポイントになると語る。「前線の守備で、いかにいい状態で蹴らせないかが大事。サウジ戦でもそういうところで蹴らせてしまって、最後のところでは危ないシーンもあった」。高さのある最終ラインには「もちろん空中戦ではある程度は勝てる」と信頼。「相手次第によるが、(競り合いで)負けないことは意識したい」と力を込めた。

 前回の最終予選では苦しい戦いが続いたが、オーストラリア戦の勝利でW杯出場を決めた。そしてカタールでの本大会を経て、日本はたしかな変化を遂げた。「3試合勝っている自信もある。無失点という自信もある。その面で守備からしっかりと入れば、自分たちのチャンスがあれば勝てる試合が増えているという共通認識は全員が持てている。そこは前回とは少し違う」。前回からの成長を確信するために、再びオーストラリア戦に臨む。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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