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キャプテン遠藤航に欠場可能性…同い年の伊東純也がキャプテンマーク?「それはないっす」

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MF伊東純也

 15日の北中米ワールドカップアジア最終予選・第4節オーストラリア代表戦を翌日に控え、日本代表に思わぬアクシデントが発生。14日、キャプテンのMF遠藤航が体調不良で練習を欠席した。15日の試合でキャプテン不在の可能性も高まるなか、同年代31歳のMF伊東純也(スタッド・ランス)がキャプテンマークを巻くかもしれない。そう問われた伊東は「おれがですか!?」と驚くと同時に「それはないっす(笑)」と断言した。

 クラブでは9月末に今季2点目を決め、好調を保ったまま7か月ぶりに代表復帰。今月10日のサウジアラビア戦では後半から投入されると、後半36分にCKからFW小川航基のチーム2点目をアシストし、最終予選3連勝に貢献した。オーストラリア戦での活躍にも期待が懸かるなか、伊東も「前回の最終予選ではホームでけっこう苦しんだけど、結局FKの1本しかやられていない。そんなにやられるイメージはない」と自信をのぞかせた。

 前日練習に遠藤が不在だったことには「やっぱりキャプテンなので」と心配の様子。「明日どうなるかわからないけど、いないのであれば少し戦略的にやりたい」と冷静に試合を見据えていた。

 伊東自身は最終予選3試合でいずれも途中出場だったが、その選択を飲み込んでいる。前回の試合でも事前にベンチスタートと伝えられていたことを明かし、「チームとして戦っているので、そこはしょうがない」と理解を示した。

「みんな出たい気持ちはある。だけど、試合になったらチームのためにということでやっていけるのが今の代表。もちろんみんな出たいというのは試合まではあると思うけど、試合になったらやっぱりチームのためにやらなきゃいけないかなと」

 たとえ短い時間でも、初戦・中国戦での復帰後初ゴールを皮切りに、第2戦・バーレーン戦、第3戦・サウジアラビア戦とゴールを演出。オーストラリア戦のイメージもでき上がっている。「マンツーマンだったら明確に個の力が、特にサイドでは重要になる。そこでは負けないと思うので、個人的にはやりやすい」。出番が来たそのときに、再び躍動する準備は整っているようだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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